Project/Area Number |
23K01844
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山口 宰 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 特任准教授 (10756901)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山井 弥生 (斉藤弥生) 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (40263347)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 認知症ケア / マネジメント / スウェーデン |
Outline of Research at the Start |
本研究は、認知症ケアを持続可能なシステムにするために必要な要素を明らかにすることを目的とし、世界で最も高齢化の進んだ日本と、普遍型福祉国家として知られるスウェーデンをフィールドとして取り上げ、両国における認知症ケアの比較、分析を行う。新型コロナウイルス感染症の拡大を経験した両国の認知症ケアの現状と課題を、①新型コロナウイルス感染症対策・②人材確保と育成・③認知症ケアシステムと実践の3点より比較することにより、持続的なシステムとしての認知症ケアのあり方を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
①国内外の認知症ケア現場における組織運営や人材育成に関する研究のレビューを行うとともに、マネジメント上の課題やコロナ禍における運営の実態について、介護サービス事業者に対するヒアリングを実施した。また、国内外の研究者と定期的に情報交換・検討を行う場を設置した。 ②日本の認知症ケア現場における人材育成の現状と課題を明らかにするために、介護サービス事業者の管理者、人材育成担当者等に対するインタビュー調査を実施するとともに、効果的な人材育成のあり方についてディスカッションを行い、検討した。 ③スウェーデンのヴェクショー・コミューンにおいて認知症ケアに関する調査を実施し、コロナ禍における対応の実態について明らかにするとともに、人材育成の現状と課題について、コミューンの教育担当者、施設の責任者等へのインタビュー調査を行った。 ④これらの研究結果から得られた知見を、書籍「介護リーダー1年目の教科書」(中央法規出版)、論文「スウェーデンの高齢者介護における専門職の養成と育成 : 成人教育制度を土台とした継続的で柔軟な学びのシステム」(関西大学社会学部紀要)、「マネジメント特集 「介護リーダーになりたくない」その現状を変えるには? 」(おはよう21)など、書籍、論文、雑誌、Web媒体等で発表するとともに、講演・研修等で認知症ケア現場へのフィードバックを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおむね計画通りに調査を実施し、研究結果についても随時発表している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、現地調査を含め、スウェーデンにおける認知症ケアの人材育成・マネジメントについてより詳細に調査を行うとともに、日本とスウェーデンにおける取り組みを比較することによって、持続可能なシステムとしての認知症ケアのあり方について検討を重ねていきたい。
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