| Project/Area Number |
23K01889
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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| Research Institution | Niigata Seiryou University |
Principal Investigator |
李 在檍 新潟青陵大学, 福祉心理子ども学部, 教授 (40460323)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齊藤 勇紀 新潟青陵大学, 福祉心理子ども学部, 教授 (40648440)
藤瀬 竜子 新潟青陵大学, 福祉心理子ども学部, 教授 (40639093)
浅田 剛正 新潟青陵大学, 福祉心理子ども学部, 教授 (10521544)
小林 智 新潟青陵大学, 福祉心理子ども学部, 准教授 (60806206)
小林 大介 新潟青陵大学, 福祉心理子ども学部, 助教 (80910968)
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| Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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| Keywords | 心理的自立 / アフターケア / 心理的課題 / 退所者のニーズ / 児童養護施設 / 社会的養護 / 児童養護施設アフターケア / 心理的自立支援 |
| Outline of Research at the Start |
本研究の概要は、児童養護施設退所者の自立に向けた多様な支援が求められる中で、①社会的養護のもとで生活してきた子どものアフターケアとして、心理的自立のための継続的支援をより効果的に行うために必要な要因を質的研究で明らかにする。②職員と退所者の双方の自立支援の拡充につながる心理的自立支援プログラムを考案し、実践に応用する研究を行うことである。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、アフターケア担当職員へのインタビュー調査の結果を分析した研究者視点の内容を踏まえつつ、現場のアフターケア担当職員との率直な意見交換や相互理解、連携、共同による取り組みを通して、児童養護施設のアフターケアを含む事業や支援活動が、退所した方々の生活に役立つようなものとなることを目指した上、特に、被虐待経験を持つ退所者たちの心理的自立支援プログラムの考案を検討することである。 「児童養護施設の入所中から退所後の心理的自立を促進するための効果的なアプローチ」について考察した。①入所期間中(リビングケア)からの関係構築の重視:アフターケアの段階だけでなく、施設にいる間(リビングケア)に職員との間で関係性を築くこと、特に心理的な自立に向けた支援を行うことが非常に重要である。②退所者自身の声やニーズの直接的な把握とプログラムへの反映:現場職員の意見だけでなく、退所者自身の率直な声や、彼らが考えるニーズや課題、効果的な支援について直接聞き取ることが、プログラム開発において不可欠である。③個別の状況に応じた柔軟かつきめ細やかな対応:アフターケアには画一的なマニュアル化が馴染みにくい側面があり、プログラムは退所者個々の発達段階、特性、置かれている状況に合わせて、柔軟に対応していくことが重要である。 これらのアプローチを踏まえて、心理的自立を促進するプログラムの開発は被虐待経験などからくる心理的な課題を抱えることが多い退所者たちが、退所後も安定した生活を送り、心理的な課題に向き合いながら人生の困難な状況でも立ち向かうための心理的な強さや、他者を適切に頼る関係性を築く力を育むことを目指す。単に退所後の生活を支援するだけでなく、入所中からの心理的なケアや関係性構築を重視し、それを組織的な支援プログラムとして体系化し、現場で実践・活用していくことが、プログラム考案の大きな意義として考えられた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
児童養護施設の退所者自身の声やニーズ、心理的な課題を生じさせる要因等について、直接的な把握・分析等が完了されていない状態である。
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| Strategy for Future Research Activity |
本研究は、児童養護施設のアフターケアとして、心理的自立支援プログラムの考案のため、退所者個々の発達段階、特性、置かれている状況を明らかにした上で、次のように進めていく。 1.被虐待経験を持つ子どもたちの心理的自立を促進すること。被虐待経験が自立とどう結びつくのかを理解し、その心理的な側面に焦点を当てた支援プログラムを考案することを検討する。2.施設のリビングケア(入所中の支援)と連携し、対象者の特性に合わせた自立に向けたプログラムを構築すること。アフターケアの段階だけでなく、施設にいる間から心理的な自立に向けた支援を行うことの重要性が認識されており、プログラムは入所中からの支援と一体として機能することを目指す。3.現場の職員の専門性を向上させ、実践に活用できるプログラムとすること。研究者だけの視点に終わらず、現場の職員の皆様の率直な意見や経験、現場で起こっていることや課題を踏まえ、研究成果を現場で導入してもらえるように検討していく。4.多職種(福祉、心理、保育、養護教育など)の専門性を活かした、組織的かつ包括的な支援プログラムとすること。特定の職員に負担が集中するのではなく、チームとして支援にあたる体制をプログラムに反映させることを検討する。5.退所者自身の声やニーズをプログラム開発に反映させること。支援を受ける側である退所した子どもたちの率直な声や彼らが考える必要な支援について聞き取りを行い、現場職員の意見とすり合わせながらプログラムを練り上げていくことを検討する。6.退所後の物理的な生活の安定だけでなく、困難な状況でも誰かを頼りながら生きていけるような力を育むこと。退所後の困難に直面した際に、過去の愛着や信頼関係がセーフティネットとして機能するような、心理的な基盤作りを検討する。
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