Project/Area Number |
23K01938
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Okayama Prefectural University |
Principal Investigator |
桐野 匡史 岡山県立大学, 保健福祉学部, 准教授 (40453203)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 啓子 香川大学, 医学部, 教授 (70249556)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2026: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 社会福祉学 / ケアラー / 介護離職 / 仕事と生活の調和 / 社会的支援 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、4年間の研究計画とする。具体的には、(1)国内外の文献を収集し、文献レビュー(文献研究)を通じて研究枠組みの修正を図る、(2)ケアラー(経験者を含む)または専門職を対象とした質的調査(聞き取り調査)を実施する、(3)量的調査(質問紙調査)を実施し、ケアラーの仕事と生活の調和や統合等に関連する要因(阻害・促進要因など)やアウトカムとの関連を検討する、(4)上記(1)~(3)の成果をとりまとめ、ケアラーの仕事と生活の調和や統合等を支える社会的支援やケアラー支援のあり方について整理する、の4点から研究を実施する予定である。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、ケアラー(家族介護者)の仕事と生活の調和や統合を図るための実証的知見を得ることをねらいに、ケアラー(家族介護者)の仕事と生活に関する基本的特徴、仕事と生活の調和・統合に関する要因等について明らかにすることを目的としている。 令和5年度(2023年度)は、収集した文献等をもとに先行研究の知見の整理を行った。これに先立ち、これまでケアラー(家族介護者)を対象とした仕事や生活に関する研究の多くは、主として、「生活」の側面がケア(介護)役割に焦点化されがちであったことから、広く私生活や社会生活なども含めて先行研究を概観するものとした。 先行研究の全体的な傾向は、介護離職の実態やその要因等に関する報告、ケアラー(家族介護者)の生活時間や社会活動、体験や課題等に関する報告、ケアラー(家族介護者)の仕事と生活の両立に関する課題やケアラー(家族介護者)支援のための制度・施策の現状や課題に関する報告など、さまざまであった。また、このほかにもビジネスケアラー(仕事を主とする有業者)やシングルケアラー(シングル介護)の仕事と生活の調和等に関する報告も行われており、これらの知見を整理すると、これまで以上に複雑かつ多様化するケアラー(家族介護者)の生活実態を踏まえた調査の必要性が明らかとなった。 なお、これらの知見は、次年度に予定している質的調査(聞き取り調査)に活かしていくとともに、今後も本研究課題を継続していくうえで有益なものであったと考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
概ね当初の計画通り、既存研究の概観とレビュー等を行った。現在、次年度以降に予定している質的調査(聞き取り調査)に向けた準備をしているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
概ね、当初の計画通りに、研究を遂行する予定である。ただし、新たな課題や予期せぬ事態が発生した場合には、研究分担者と協議し、適切な対応を図る。
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