Project/Area Number |
23K01940
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Urawa University |
Principal Investigator |
益子 行弘 浦和大学, 社会学部, 准教授 (40550885)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 邦子 浦和大学, 社会学部, 教授 (40617784)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
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Keywords | 相談援助技術 / 面接技術 / 表情 / 対人認知 / 非言語インタラクション / コミュニケーション / 医療コミュニケーション / ソーシャルプレゼンス / ソーシャルワーク / 終末期医療 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、終末期現場におけるソーシャルワーカーの非言語行動を分析し、患者・家族のQOL・Well-being向上に有効なかかわりモデルを開発することを目的としている。人生の最期の時期を過ごす患者本人および支える家族が、心穏やかで、質の高い生活を送るために、ソーシャルワーカーはどのような態度・発話交替で支援を行えばいいか、終末期におけるソーシャルワークの在り方やソーシャルワーカーのより質の高いかかわり方を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、終末期現場におけるソーシャルワーカーの非言語行動を分析し、患者・家族のQOL・Well-being向上に有効なかかわりモデルを開発することを目的としている。人生の最期の時期を過ごす患者本人および支える家族が、心穏やかで、質の高い生活を送るために、ソーシャルワーカーはどのような態度・発話交替で支援を行えばいいか、終末期におけるソーシャルワークの在り方やソーシャルワーカーのより質の高いかかわり方を検討する。 今年度は、主に、相談援助場面における相談者の視線記録、援助者の態度・表情と相談者の視線の同期性について検討を行った。まず、2病院にご協力いただき、実際の面接場面において調査を行った。相談員と相談者に協力していただき、相談者の視線と、相談者および援助者の態度・表情と態度を録画した。援助者はマスクを非着用、相談者およびそのご家族についてもマスクを非着用の方のみご協力いただいた。表情・態度の撮影には4Kビデオカメラ(SONY製 FDR-AX45A)、視線の録画には視線計測器(Tobii製 Pro Glasses 2)を用いた。面接終了後、相談者には、質問紙法により今回の相談援助における援助成果および援助業務の評価、心理評価を行っていただいた。さらに面接法により、援助者の態度や表情についてご回答いただいた。表情・態度については問題なく撮影できており、視線計測についても一部データ欠損が生じてしまったが、データは十分に収集できた。今後、これらデータを用いて、援助者および相談者の表情・態度、視線に同期性があるか検討する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は予定通りに、相談援助場面において、援助者と相談者の態度・表情、相談者の視線を録画した。視線計測器の取り扱いに当初は苦慮したが、予定していた実験・調査を遂行することができた。データも十分な量が収集できている。令和6年(2024年)度は、これらデータの同期性の分析を行う。また、これに並行して、援助者の態度と表情を固定化し、相談者に与える心理的影響を検証する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
全体的には計画通り順調に進められており、令和6年(2024年)度も当初の計画に沿って、追調査とデータの分析を行い、医療場面における表情の効果の検証を続けていく予定である。
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