Development of a health support model for college students based on the impact of health literacy on health behaviors
Project/Area Number |
23K01984
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08030:Family and consumer sciences, and culture and living-related
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
笠巻 純一 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (00456344)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西田 順一 近畿大学, 経営学部, 教授 (20389373)
松本 裕史 武庫川女子大学, 健康・スポーツ科学部, 教授 (20413445)
宮西 邦夫 新潟県立大学, その他, 名誉教授 (70018836)
笠原 賀子 長野県立大学, 健康発達学部, 名誉教授 (90194711)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | ヘルスリテラシー / 大学生 / 健康行動 / 尺度開発 / 妥当性 / 知識・判断力 / 意欲 / コミュニケーション・行動力 / 学生 / 生活習慣病 / 行動変容支援モデル |
Outline of Research at the Start |
近年、健康を維持・増進するために、情報にアクセスし、理解し、活用するための個人の意欲と能力を決定する認知的・社会的スキル(Nutbeam,1998)、「ヘルスリテラシー」が教育・保健分野等で注目されている。 本研究においては、ヘルスリテラシーが健康行動変容の鍵となる可能性の検証を行うとともに、学生に対する効果的な健康支援モデルを構築する。本研究の目的達成によって、ヘルスリテラシー向上を図るための新しい方法論の確立につなげ、学生等による主体的な生活習慣病予防のための健康行動の促進を図る。
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Outline of Annual Research Achievements |
大学生等若い世代のヘルスリテラシー(以下、HL)を測定する尺度を開発して、健康行動改善に向けた支援策の検討に生かすことを目的とした。 国内6府県の大学等計6校の学生に対するインターネットを用いたアンケート調査に基づき包括的HL尺度の妥当性を検証した。HLに関する30の質問項目は、複数の予備調査を経て作成した。基準関連妥当性を検討するため、既存尺度のHLS-14(Suka M, et al., 2013)を項目に加えた。参加同意した男女計937人中、776人の有効回答を得た。解析には、KMOの標本妥当性検定、因子分析(最尤法、プロマックス回転)、信頼性分析、相関分析等を用いた。 因子分析の結果、HLの項目群は、3因子に分類された(全分散を説明する割合は62.0%)。第Ⅰ因子(13項目)は、健康・医療情報を入手する知識や情報の理解・判断に関する項目が高い負荷量を示したことから「知識・判断力」因子と命名した。第Ⅱ因子(7項目)は、健康・医療情報を調べる意欲に関する項目が高い負荷量を示したことから「意欲」因子と命名した。第Ⅲ因子(7項目)は、医療の専門家とのコミュニケーション及び行動力に関する項目が高い負荷量を示したことから「コミュニケーション・行動力」因子と命名した。第Ⅰ因子~第Ⅲ因子の信頼性係数「クロンバックのα」及び「マクドナルドのω」は、各々、.95、.94、.89であり、十分な値を示した。3因子27項目の尺度(CHLSY-27)得点とHLS-14の尺度得点に有意な相関関係が認められ(r = .52)、基準関連妥当性が確認された。CHLSY-27は、WHO(1998)が示すHLの概念を含んでおり、内容的妥当性も確認された。以上、若い世代向け包括的HL尺度の妥当性検証結果から、CHLSY-27の応用可能性が示唆された。 その他、HLに関連する多要因について、量的・質的に検討を行い、研究推進の基礎資料とした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究推進に必要な調査及び基礎データの解析は順調に進んでおり、次年度の調査研究に向けた有用な結果が得られている。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度に行った若い世代向け包括的ヘルスリテラシー尺度(CHLSY-27)の開発をさらに発展させ、ヘルスリテラシーが健康行動に及ぼす効果について検討するとともに、ヘルスリテラシーを高めるための環境要因について調査を進める。
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Report
(1 results)
Research Products
(11 results)