Project/Area Number |
23K02017
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08030:Family and consumer sciences, and culture and living-related
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Research Institution | Japan Women's College of Physical Education |
Principal Investigator |
水野 有希 日本女子体育大学, 体育学部, 准教授 (20450231)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井筒 紫乃 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (30528352)
星川 佳広 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (60394095)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 脳血管障害者 / リハビリテーション / ADL / VR / NIRS |
Outline of Research at the Start |
VR技術を用いたリハビリテーションの導入に注目が集まっている.脳血管障害者の歩行リハビリにもVRが活用され,ADL動作を獲得するための機能向上などに効果が期待できるものの,VRと脳神経活動については現場に応用できる客観的な評価にまで至っていない.本研究は,運動器のリハビリテーションツールにVR技術を応用し,脳血管障害者の脳神経活動をNIRSにより客観的に評価し,長期的にモニタリングしながら脳神経科学的な活動の変化を可視化する.さらに,VRのリハビリを活用した効果的なADL向上を検討し,本研究の成果は脳血管障害者のADL向上のためのリハビリテーションガイドラインを作成して広く社会に発信する.
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、研究の目的の一つである「①VR技術を用いた運動器リハビリによって起こる脳神経活動を明らかにする」ため、研究代表者および研究分担者、研究協力者の理学療法士や作業療法士と、脳血管障害である被験者との面談結果をもとに、実験で使用するアプリ、質問紙、実験機材について検討を重ね、実験手順を決定した。使用ディバイスにはVRの他にタブレットやPC画面での操作、歩行姿勢の評価に加速度計や足圧分布計を用いることなど、新たな測定項目を加えた。実験の被験者(脳血管障害女性、統制群となる中高年女性)には、調査目的や内容、実験手順の説明を行い、実験参加の意思確認を行った。①のパイロット調査は着手しており、体幹のバランスや歩行に影響を及ぼす可能性がある注意力向上や空間認識力向上などさまざまなリハビリアプリを用いて、検証を行っている。本実験は2024年度の前半に実施する予定である。 また、国際学会を含めた人間工学関連学会に参加し、VRや脳神経活動の新しい研究や、AIやウェラブルセンサーなどの新しい測定機器の情報収集を行った。①の本実験の結果は2024年度に開催される国際学会で発表する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究初年度は、「①VR技術を用いた運動器リハビリによって起こる脳神経活動を明らかにする」研究について、パイロット調査および本調査を計画していたが、調査に参加する被験者に面談による調査説明を行い、調査手法の再検討が必要となったため、パイロット調査の着手にとどまっている。2024年度の前半には本調査実施が予定されており、研究分担者や研究協力者とは頻繁に会議を行い、調査実施に向けた準備は整っている。 以上より、本研究プロジェクトはおおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度における主要な活動は、①の本調査を実施および解析を完了し、得られた研究成果を発表すること。研究の目的の2つ目に挙げている「②脳血管障害者の脳神経活動からみたVRリハビリのモニタリングによる機能回復とADL向上に関する調査」の調査方法を検討し、パイロット調査を進めることである。
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