Project/Area Number |
23K02023
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08030:Family and consumer sciences, and culture and living-related
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Research Institution | Nakamura Gakuen University Junior College |
Principal Investigator |
仁後 亮介 中村学園大学短期大学部, 食物栄養学科, 講師 (20565767)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
津田 晶子 中村学園大学, 栄養科学部, 准教授 (30462089)
松隈 美紀 中村学園大学, 栄養科学部, 教授 (40259669)
Caton Thomas 中村学園大学短期大学部, キャリア開発学科, 講師 (80353176)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
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Keywords | 郷土料理 / CLIL教材開発 / 地産地消 / 食の多様性 / グローバル人材育成 / 教材開発 / CLIL / 食の多様化 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、グローバル化が進む中、大学生が国際共通語である英語で日本の郷土料理を学ぶための内容言語統合型学習教材を開発することで、日本の伝統的な食文化に関する知識と技能を学修しながら、同時に英語運用能力と異文化間コミュニケーション能力を習得し、グローバルな視点をもちながら地域の食文化を発信することができる食のグローカル人材の育成を実現することである。本研究実施にあたっては、調理学と食文化の専門教員と英語教員が協働して、①九州各県の郷土料理に関する基礎的な情報を収集し、背景や調理法の聞き取り調査、②国内外のCLIL教材に関する事例研究を実施する。③CLIL教材を開発しその効果を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は栄養系の大学生が地域の郷土料理の知識と技能を学修しながら、同時に英語運用能力と異文化間コミュニケーション能力を習得できる日英CLIL(内容言語統合型学習)教材を開発し、食のグローバル人材育成を目指した教育プログラムを開発することが本研究の目的である。これまでに、福岡県の郷土料理に特化した日英冊子教材、九州沖縄の郷土料理冊子教材を開発しており、それらと関連した福岡県、佐賀県、長崎県、宮崎県の日英動画教材を開発している。本研究では、これまでの取り組みに準じた教材開発を目指すと同時に、ベジタリアン等の食の多様性に対応した教材の開発に取り組んでいる。令和5年度はCLIL教材開発・アクティブラーニング教育プログラム開発に向けた情報収集が主要な取り組みであった。九州・沖縄各県でフィールドワークを実施し、各自治体のコンベンションビューロー、観光協会などの機関にてインタビューによる聞き取り調査を行った。調査内容は「各県の郷土料理の特徴」、「地域特有の食材」、「今後全国に広く発信していきたい食材・料理」、「ベジタリアンでも食べることのできる郷土料理」、「外国人にはどのような教材が望ましいか」である。各県、伝統的な郷土料理、食材を今後残していきながら、地域特有の食材をブランド化するなどして、流通を促進させ地域の発展を試みていることが分かった。また各県食の多様性への対応はこれから進める所であるが、コロナ禍後に外国人観光客が急増し、食事内容等に関する対応が急務となっていることから、食の多様性に対応した日英調理教材は活用の機会が期待できる。インタビュー内容を分析し、教材開発を進める予定で、研究成果は学会発表、論文等で報告する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
九州・沖縄各県のインタビュー調査が完了しており、教材に掲載する郷土料理、地域食材の選定もおおむね完了しているため。今後は関係者との協業により、教材開発に取り組む。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度のインタビュー内容のテキスト分析結果、先行研究の成果をもとに、冊子教材、動画教材の開発を英語専門教員との協業で行う。
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