Project/Area Number |
23K02037
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08030:Family and consumer sciences, and culture and living-related
|
Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
盧 渓 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 准教授 (60736180)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
|
Keywords | 妊娠中 / 携帯電話使用状況 / 新生児 / ストレス / 睡眠の質 / 携帯端末過剰使用 / 周産期 / バイオマーカー測定 / 質問調査 |
Outline of Research at the Start |
携帯端末の長時間利用は心身の健康被害を引き起こし、特に妊娠中の場合、出産や胎児の発育等に影響を与える。本研究では「妊娠中の携帯端末の過剰使用が、睡眠の質の低下や抑うつ・不安の増加、ひいては、初産婦の分娩進行の遅延や、出生児体重減少のリスク要因となるか?出産後の心身の状態や新生児の健康・発育にまで影響を及ぼすか?」を明らかにすることを目的とする。同時に、携帯端末の過剰使用につながる背景因子・交絡因子を特定する。そのために質問調査による質的研究と「睡眠の質や抑うつ・不安のバイオマーカーの測定」という実験室での量的研究を統合し、携帯端末使用の影響をより多角的かつ客観的に評価・実証する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
携帯端末の長時間利用は心身の健康被害を引き起こし、特に妊娠中の場合、出産や胎児の発育等に影響を与える。また、過剰使用による抑うつ不安状態の増加は、女性の方が影響を受けやすいことに着想を得、本研究では「妊娠中の携帯端末の過剰使用が、睡眠の質の低下や抑うつ・不安の増加、ひいては、初産婦の分娩進行の遅延や、出生児体重減少のリスク要因となるか?さらに、出産後の心身の状態や新生児の健康・発育にまで影響を及ぼすか?」を明らかにすることを目的とする。同時に、携帯端末の過剰使用につながる背景因子・交絡因子を特定する。そのために質問調査による質的研究と「睡眠の質や抑うつ・不安のバイオマーカーの測定」という実験室での量的研究を統合し、統計学的手法を用いて、携帯端末使用の影響をより多角的かつ客観的に評価・実証する。 本研究は、妊娠から出産、産後までを追跡し、母体だけでなく出生児の健康や発育への影響までを予測できる研究として位置づけられる。自記式質問調査による質的研究とバイオマーカーの定量評価という実験室における量的研究を統合した研究である。これにより、携帯端末の過剰使用が周産期に与える影響や過剰使用に陥りやすい妊婦の背景等をより科学的かつ客観的に実証できる。本研究は、健康で安全な妊娠生活・出産に向け、個々人に合わせた指導や啓発、さらに、母子健康促進の政策立案・実施・検証にも貢献できる。また、Withコロナ時代やSociety 5.0にも適応した母子保健の在り方を決定づける上で、不可欠である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおむね計画通りに進んでおります。質問紙調査よる情報収集と唾液の回収は順調に進んでおり、母乳に関して、出産直後の母乳量は少ないため、回収することを諦めました。
|
Strategy for Future Research Activity |
回収したサンプルは冷凍保存しており、半分以上の予定人数を集まれば、バイオマーカー測定を実施したいと考えております。 また同時進行で、質問紙アンケート結果と合わせて、統計学的解析を行っていきたいと考えております。
|