Project/Area Number |
23K02056
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09010:Education-related
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
山田 浩平 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (60439304)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 学校安全 / プログラム / 教職員 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は,学校における教職員の安全管理に関わる研修プログラムを開発することにあり,以下の3つの研究を実施する.研究1として,全国の教職員の安全管理や教育に関する知識や認識,危機管理マニュアルの内容等を調査し,研究2では研究1の調査結果を踏まえて学校安全の場面を絞り,課題とされる項目や事例に対して研修プログラム案を作成する.研究3では小中高等学校の教職員を対象として,研究2で作成したプログラムを実施するとともにその効果を検証する.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は学校における教職員の安全管理に関わる研修プログラムを開発することにあり,この目的を達成するために以下の3つの研究を実施する. 研究1では全国の教職員の安全管理や教育に関する知識や認識,危機管理マニュアルの内容等を調査する。研究2では研究1の調査結果を踏まえて学校安全の場面を絞り,課題とされる項目や事例に対して研修プログラム案を作成する。研究3では小中高等学校の教職員を対象として,研究2で作成したプログラムを実施するとともにその効果を検証する。 2023年〈研究1年目〉は,教職員の安全管理に関する知識や認識について尋ねることにあった。この調査を実施するにあたり,予備調査として2023年7月から8月にかけて,愛知県内の公立学校に勤務する一般教員39人,養護教諭21人を対象に,Google homeを使用したWeb調査を実施した。この結果を踏まえて,同年11月から12月に全国の小中高等学校の教員を対象にWeb調査を実施した。その結果,養護教諭は、事故発生時の対応について理解度は高いものの自信が低く、一般教諭は、経験年数が多い人ほど学校安全に関する理解や自信が高い傾向にあった。また、一般教諭は養護教諭に比べて学校安全に関する知識が少なかった。養護教諭に対しては実際に事故が発生した場面を想定した実践的な研修,一般教諭に対しては学校安全に関する意識の向上を促し、知識とともに実践力も身に付けられる研修が必要である。 現在は調査結果をまとめ,日本保健科教育学会学会誌へ論文を投稿すべく準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年〈研究1年目〉は,教職員の安全管理に関する知識や認識について尋ねることにあった。この調査を実施するにあたり,予備調査として2023年7月から8月にかけて,愛知県内の公立学校に勤務する一般教員39人,養護教諭21人を対象に,Google homeを使用したWeb調査を実施した。調査内容は,①基本属性5項目,②安全管理の対応において困難した場面(養護教諭:一般教諭の行動に対して不安に感じた場面),③安全管理の理解度,④安全管理の実施への自信,⑤安全管理研修への参加意欲,⑥安全管理に対する自主的な学びの有無である。 この結果を踏まえて,同年11月から12月に全国の小中高等学校の教員を対象にWeb調査を実施した。現在は調査結果をまとめ,日本保健科教育学会学会誌へ論文を投稿すべく準備を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年〈研究2年目〉は,前年度の研究1の結果を論文として投稿しつつ,その一方で現場教師からの要請の高い,もしくは対応に不安を持つ危機管理場面を3つほど絞り,各場面についてのプログラム案を作成する。 具体的な方法としては研究協力者と数回の打合会を開き,各自プログラム案を持ち寄り検討,協力者間でプログラム案の予行,プログラム案の再検討を行う。現在想定している場面としては,学校での食物アレルギー対応に関する事例,運動中の心停止への対応に関する事例,地震災害時に対応する事例を予定している。
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