Project/Area Number |
23K02127
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09010:Education-related
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Research Institution | Muroran Institute of Technology |
Principal Investigator |
阿知良 洋平 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 准教授 (00754722)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
向井 健 松本大学, 総合経営学部, 准教授 (50756765)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2026: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 平和学習 / ヒューマニズム / 転向 / 白樺 / 葛藤 / 植民地主義 |
Outline of Research at the Start |
ロシアによるウクライナ侵攻以降特に、言説空間における命と対話のヒューマニズムの内圧は、軍拡世論の外圧と攻防を続けている。私たちは、類似の経験を第二次世界大戦に至る過程でしている。しかし同時に私たちは、内在すれば戦争を鼓舞するしかなかったという、当時のヒューマニズムが抱えた痛烈な矛盾を捉え返し、戦後に一段と深い思想を生み出した経験も有している。同じ轍を踏まない必然性を私たちは潜在的には持っている。 戦前の白樺とその戦後における再創造を自分達の今として、みたび平和を再創造しようとしている地域の地道な学習の取り組みに学び、現代の平和学習において説得性を持ち得るヒューマニズムの在り様を模索する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、先行研究整理と資料調査を行った。 先行研究は、転向研究とヒューマニズム研究を中心に、特に教育学とかかわる部分に限定して研究分担者と検討を行った。転向研究においては、東井義雄について研究の蓄積があり、論点の整理を行った。ヒューマニズム研究においては、戦後直後に、核兵器等の人類の危機を前にして、多様な立場で行われた座談会の論点の整理を行った。社会主義との関連、西洋と東洋という枠組み、科学・技術・道具とヒューマニズムとの関連、ナショナリズム・パトリオリズムとヒューマニズムとの関連などが論点になっていた。これらを当時の時代状況との関連で位置づけ、読み解く必要が課題化された。 資料調査は、白樺に呼応して、大正・昭和初期を生き抜いた青年たちに注目し、彼らの思考の内面を見つめる調査をした。戦時中に書かれたものを読み解く方法論について、特に社会教育学における先行研究を整理した。そうした方法論を踏まえて、1920年代、1930年代、終戦間近、戦後について、可能な限り、ありのままに彼らの苦悩を捉える方法を検討した。私たちはとりわけ、加担・沈黙か、抵抗かという二分法で、戦時中の人々の行動、ひいては社会教育学の主体論を捉えてきたのかもしれない。白樺の青年たちのなかにあった、苦悩、迷い、葛藤といった割り切れないものが持つ「創造性」について、今一度吟味してみる必要があることが見えてきたのが、2023年度における研究実績と言える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
戦時下の青年の苦しい悩みを見つめるために、想定以上の時間を要しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は資料の収集に力を入れたが、これらを見つめ、読む作業に十分な時間をかけるように進めていく。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)