Project/Area Number |
23K02140
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09010:Education-related
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Research Institution | The University of Kitakyushu |
Principal Investigator |
Fiona Creaser 北九州市立大学, 外国語学部, 教授 (80636647)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
雪丸 尚美 北九州市立大学, 外国語学部, 准教授 (10593337)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2026: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | diversity / gender / race / disability / teacher training / Japan / 多様性 / 包摂 / 教職課程 / 地域活動 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、大学における多様性と包摂の実践の普及に向けた枠組みの構築の第2段階として、大学の教員養成課程に在籍する学生の多様性と包摂に関する理解の向上を目的としたプログラムを開発し、学生の意識の変容を明らかにすることである。そのために、本研究は学生が持つ多様性と包摂に関する認識とニーズについて調査を行い、教員養成課程の学生に向けた実践を検討する。そのうえで、ジェンダーと障害、国籍及び民族に焦点を当てた教員養成課程学生向けプログラム及び内容に関連したアウトリーチプログラムを構築する。さらに、当該プロ グラムを実施し、教職を目指す大学生の多様性と包摂に関する信条の変化を質的・量的に分析する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、大学における多様性と包摂(Diversity and Inclusion)の実践の普及に向けた枠組みの構築の第2段階として、大学の教員養成課程に在籍する学生の多様性と包摂に関する理解の向上を目的としたプログラムを開発し、学生の意識の変容を明らかにすることである。そのために、本研究は学生が持つ多様性と包摂に関する認識とニーズについて調査を行い、教員養成課程の学生に向けた実践を検討する。そのうえで、ジェンダーと障害、国籍及び民族に焦点を当てた教員養成課程学生向けプログラム及び内容に関連したアウトリーチプログラムを構築する。さらに、当該プログラムを実施し、教職を目指す大学生の多様性と包摂に関する信条の変化を質的・量的に分析する。1年目となる2023年度は、おおむね計画通り研究を行った。具体的な内容は以下の通りである。 (1)多様性と包摂に関する知識の習得を目的とした科目である「Unity in Diversity」の受講生(外国語学部開講、半期15回)を対象に、多様性と包摂に対する認識について、オンラインでのアンケートを実施した。 (2)日本国内およびオーストラリアの幼小中学校の教員を対象に、教室における多様性と包摂に関するアンケートおよび半構造化したインタビューをオンラインで実施した。(1)と(2)については現在結果を分析中であり、その結果は2024年6月の国際学会で発表する。 (3)オーストラリアでの教員養成課程および教室における多様性と包摂の教育について調査を行った。 (4)研究成果を学会発表および論文により公表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
1年目となる2023年度は、おおむね計画通り研究を行った。具体的な内容は以下の通りである。 (1)多様性と包摂に関する知識の習得を目的とした科目である「Unity in Diversity」の受講生(外国語学部開講、半期15回)を対象に、多様性と包摂に対する認識について、オンラインでのアンケートを実施した。 (2)日本国内およびオーストラリアの幼小中学校の教員を対象に、教室における多様性と包摂に関するアンケートおよび半構造化したインタビューをオンラインで実施した。インタビューの参加者は当初計画していたよりも多くなり、より多くのデータを収集することができた。 (1)と(2)については現在結果を分析中であり、結果は2024年6月の国際学会で発表する。 (3)オーストラリアでの教員養成課程および教室における多様性と包摂の教育について調査を行った。 (4)研究成果を学会発表および論文により公表した。
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Strategy for Future Research Activity |
研究代表者と分担研究者は、協働して以下の3点を行う: (1)2023年度に収集したデータの分析を行い、その結果を6月にオーストラリアで開催される国際学会で発表する。 (2)プログラムの構築:2024年度は特に民族と人種に焦点を当てる。教職を目指す学生と留学生との意見交換を行い、民族と人種に関する教材の開発を目指す。また、学生の認識とニーズ分析の結果をもとに、ジェンダーと国籍・民族、障害の3分野に焦点を当てた教職課程学生用プログラムを開発する。 (3)2025年度の新カリキュラム開始に向け、「Unity in Diversity」の受講生を、勤務大学内で教職課程を開講している学部の学生や、社会人学生にも広げる。 また、ワークブックとともに使用することができる教科書及び教授用資料の作成にむけ、資料収集を行う。
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