Project/Area Number |
23K02227
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
大島 聖美 茨城大学, 人文社会科学部, 准教授 (00710089)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
数井 みゆき 茨城大学, 教育学部, 教授 (20282270)
鈴木 佳奈 広島国際大学, 健康科学部, 准教授 (20443252)
加藤 道代 東北大学, 教育学研究科, 名誉教授 (60312526)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 父親役割 / 夫婦コペアレンティング / 未就学児の子ども / 父親モデル / コペアレンティング |
Outline of Research at the Start |
父親モデル確立への試行錯誤の中で、父親達はどのように父親としてのアイデンティティを確立していくのか、その際にどのような葛藤を感じ、その葛藤にどう対処していくのだろうか。本研究では、研究Ⅰで未就学児の子どもがいる父親に質問紙調査を行い、父親が自らをどの程度イクメンと位置づけているのか、父親役割をめぐる葛藤や困難の程度及び周囲からの支援の程度といった現状を明らかにする。続いて研究Ⅱでは、研究Ⅰの質問紙に回答された父親インタビュー調査を行い、それぞれの葛藤や困難が生じるプロセスとそれらに対処していくプロセスについて明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、研究Ⅰで未就学児の子どもがいる父親に質問紙調査を行い、父親が自らをどの程度イクメンと位置づけているのか、父親役割をめぐる葛藤や困難の程度や周囲からの支援の程度といった現状を明らかにする。続いて研究Ⅱでは父親にインタビュー調査を行い、父親役割をめぐる葛藤や困難が生じるプロセスとそれらに対処していくプロセスについて明らかにすることを目的とする。 今年度は,研究Ⅰの父親役割をめぐる葛藤の現状把握調査に向けて,文献調査並びに予備調査を実施した。文献調査より,現代の父親達は近年国が推奨しているような子育てに関わる父親像と企業が求める仕事で成果を出す父親像との間で,最良のバランスを保つべく苦戦していることが見出された。また,母親と同様に,子育てや家事は他者から評価される機会が少なく,配偶者からの評価が父親にとって大きな支えとなっていることも示唆された。 予備調査では,文献調査で得られた点を踏まえて,ワーク・ファミリー・バランス尺度や育児家事分担尺度,コペアレンティングに関する尺度等を未就学児の父親に実施した。また,父親と母親の差を検討するために,未就学児の母親にも同様の調査を実施した。結果については現在検討中であるが,いくつかの尺度で父親と母親の相関に差が見られており,今後この点について十分に検討していきたい。これらの結果が明らかになることで,父親と母親の子育てで葛藤と感じていることの共通点や相違点を明らかにすることができ,父親役割の葛藤の理解が深まると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定していた文献調査や予備調査を実施することができた。共同研究者との打ち合わせも実施することができた。現在分析中であるが,授業や実習対応に追われ,なかなか進んでいない。
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Strategy for Future Research Activity |
夏休み期間中にまとまった時間を取り,研究に専念する予定である。また,この期間に共同研究者との話し合いを持つ機会や統計について学ぶ講習会などに参加し,研究のさらなる推進を図る。
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