子どもの発達の時代的変遷に影響を与える環境・養育要因の解明と子育て施策への提言
Project/Area Number |
23K02300
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
|
Research Institution | Himeji University |
Principal Investigator |
郷間 英世 姫路大学, 看護学部, 教授 (40234968)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 寛之 神戸学院大学, 心理学部, 教授 (30202112)
全 有耳 奈良教育大学, 教職開発講座, 教授 (30381940)
清水 里美 平安女学院大学, 子ども教育学部, 教授 (80610526)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2026: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
|
Keywords | 子ども / 発達 / 発達変化 / 新版K式発達検査 / 生活習慣 / 発達障害 / 保育園 / 幼児 / 発達支援 |
Outline of Research at the Start |
これまで、発達検査の20年ごとの標準化資料の分析から得られた子どもの発達の変化、すなわち、2020年までの40年間に多くの発達課題は子どもの獲得年齢に大きな変化がなかった一方で、特定の発達領域では経年的に顕著な促進が、いくつかの発達領域では顕著な発達の遅延が継続して認められることを明らかにしてきた。そこで今回の研究では、発達の変化をもたらす要因の詳細を明らかにするために、発達検査課題の他に生活環境や養育環境の調査を合わせて行い変化の要因を明らかにする。また、海外の子どもの発達を調査し我が国の子どもと比較する。さらに、それらの結果を踏まえ、我が国の子どもの発達の理解や子育て支援への提言を行う。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究目的の中心は「日本の子どもの精神発達および社会性や行動の発達の特徴や問題点を継続的に検討する」ことである。具体的には、現在の子どもは以前の子どもに比べ、発達の特徴がどのように変化してきているのか、またその変化に影響を与える要因としてどのようなことが推定できるのかという「問い」である。その結果より、子育て支援についての具体的な提言をすることである。 2023年度は、これまでの研究代表者の科研「最近の子どもの発達はますますアンバランスになってきているのか?」のまとめとして、その結果を、2023年7月にアイルランドダブリンで行われた、国際乳幼児精神保健学会で発表した。 またこれまでの分析結果は、2024年3月に、研究協力者の清水氏により、「人間の精神発達曲線への多項式のあてはめー新版K式発達検査2020の認知・適応領域の標準化資料の分析からーおよび研究協力者の田中氏により「人間の精神発達曲線への多項式のあてはめー新版K式発達検査2020の言語・社会領域の標準化資料の分析からー」として発表した。 さらに、2025年からのデータ収集の研究計画を検討した。研究協力者の、ヘルシンキ大学教授とも2回今後の研究について検討を行った。結論として、データ収集は、対象は2歳から6歳の幼児期の子どもである。具体的には、2か所の保育園に通う幼児の3歳(年少クラス)から5歳(年長クラス)までの発達経過について、「色の名称」「図形模写」「折り紙」などを含む新版K式発達検査2020を縦断的に実施し、発達の経過を調査する、というものである。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究計画の検討が遅れたため。2024年度は倫理審査及びデータ収集をスムースに進める予定である。
|
Strategy for Future Research Activity |
2024年度の当初に、研究計画の確定、倫理審査、ヘルシンキ大学Karri教授と最終的打ち合わせの後、データ収集を開始する。 研究の対象は、2歳から6歳の幼児期の子どもである。具体的には、2か所の保育園に通う幼児の3歳(年少クラス)から5歳(年長クラス)までの発達経過について、「色の名称」「図形模写」「折り紙」などを含む新版K式発達検査2020を3年間縦断的に実施し、発達の経過を調査する。 そのあとデータを分析する、というものである。
|
Report
(1 results)
Research Products
(11 results)