日常生活行動における「活動切り替え」の生態学的研究
Project/Area Number |
23K02306
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
青山 慶 岩手大学, 教育学部, 准教授 (60736172)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西尾 千尋 甲南大学, 文学部, 講師 (50879939)
佐藤 由紀 玉川大学, リベラルアーツ学部, 教授 (90568156)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 活動切り替え / 生態学 / アフォーダンス / 日常生活行動 / 環境デザイン / こども園 / 保育環境 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、乳幼児の「活動切り替え」の発達を生態学的に分析し日常生活行動獲得の資源として再検討することである。「活動切り替え」の困難は、特別な支援を要する子どもだけでなく一般的な保育・育児場面においてもしばしば課題となっており、より包括的解明が期待される。本研究では、保育施設および家庭における日常生活行動の動画データを分析対象とし、①「活動切り替え」を人・物・場所との関係性から生態学的に分析すること、②「活動切り替え」を日常生活行動獲得の資源として積極的に捉えなおし理論化すること、③上記に基づき、保育・育児現場において利用性の高い環境デザインを提案することを目標とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、乳幼児の「活動切り替え」の発達を生態学的に分析し日常生活行動獲得の資源として再検討することである。本研究では、保育施設および家庭における日常生活行動の動画データを分析対象とし、①「活動切り替え」を人・物・場所との関係性から生態学的に分析すること、②「活動切り替え」を日常生活行動獲得の資源として積極的に捉えなおし理論化すること、③上記に基づき、保育・育児現場において利用性の高い環境デザインを提案することを目標とする。 今年度は、主に「活動切り替え」の発達を生態学的に分析するためのデータ取得および、分析方法について検討する期間と位置付けられる。本研究課題の採択決定後、研究協力を依頼する施設との打ち合わせを実施するとともに、研究責任者および研究分担者が所属する機関において研究倫理に係る審査を受け研究実施を承認された。 倫理審査の承認後、データ取得を依頼する保育施設との打ち合わせを行い、データ取得にむけた機材を選定するとともに生態学的データ取得のためのシステム構築を行った。システムの構築と同時進行でデータ取得を開始し、約30時間におよぶビデオデータを取得した。また、上記のデータを使用して、適宜研究分担者とデータ分析に向けたセッションを行うとともに、保育施設で勤務する保育教諭らとの意見交換を行う機会を設け、次年度以降のデータ取得、データ分析、および研究結果の公表に向けた準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は予定していた通り、データ取得開始のための手続き、機材の準備、研究協力を依頼する施設との連携を行うことができ、また順調にデータを取得できた。また、それらのデータについて、研究分担者や保育教諭との情報共有のためのミーティングを複数回開くことができた。以上より、おおむね順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度の前半は、2023年度に引き続いてデータ取得を継続する。また、通年で、研究責任者および研究分担者がそれぞれ本格的にデータ分析を実施する予定である。あわせて、分析結果の一部を国際学会や国内学会にて発表予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)
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[Journal Article] 特集:アート/表現の二重性(duality)2023
Author(s)
佐藤 由紀、青山 慶、佐々木 正人
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Journal Title
Japanese Journal of Ecological Psychology
Volume: 15
Issue: 1
Pages: 45-46
DOI
ISSN
1349-0443, 2434-012X
Year and Date
2023-06-01
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Open Access