Project/Area Number |
23K02355
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Tohoku Bunkyo Junior College |
Principal Investigator |
郷津 幸男 東北文教大学短期大学部, その他部局等, 講師 (40899613)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐川 馨 山形大学, 地域教育文化学部, 教授 (40400519)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2027: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 音楽 / 地域音楽文化 / 山形県 / データベース |
Outline of Research at the Start |
本研究では、明治期から現在に至るまでの、山形県出身者及び所縁のある作曲家の生涯ならびに主要な音楽作品をデータベース化した上で楽譜化、教材化する。また、それらの音楽作品を山形県在住の演奏家により、演奏会を開催する。山形県の音楽文化遺産を集約、保存、そして次世代へ継承するとともに、郷土音楽文化研究の更なる発展の起点とすることが目的である。それらを踏まえ、下記の3点に取り組む。 ⅰ)明治期から現在までの山形県出身者及び所縁のある作曲家の生涯と主要な音楽作品の データベース構築 ⅱ)データベース化した音楽作品の楽譜化、教材化 ⅲ)データベース化した音楽作品を山形県在住の演奏家による演奏により広く公開
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、山形県に所縁ある作曲家についてデータベース化し、山形県で活躍する演奏家によりそれらの音楽作品を取り上げた演奏会を開催することで地域の音楽素材を周知し次世代へ継承していくことである。1年目(令和5年度)は、山形県村山地方を中心とした資料収集を行う予定であったが、年度末に開催する予定であった演奏会のプログラム構成を考慮し、資料収集の対象地域を山形県全域に広げた上で調査を行った。また、作曲家だけでなく、付曲され音楽作品として世に出ている作詞家にも焦点を当て、調査を行った。その結果として、置賜地方から大沼哲、浜田広介、結城よしをについて、村山地方から服部公一、結城ふじを、松島彜、最北地方から国分一太郎、庄内地方から五十嵐悌三郎、佐藤敏直、吉野弘等の、作曲家及び作詞家の作品や資料を収集することができた。さらに、五十嵐悌三郎と、結城よしを、結城ふじをについては、遺族に対してインタビュー調査を行った。 五十嵐悌三郎(1893-1940)は、現在の山形県鶴岡市に生まれた音楽教育者・作曲家であり、山形県師範学校を卒業後、県内をはじめ戦時中には戦地の師範学校で教鞭を執りながら作曲活動を行い、多くの歌曲を残した。結城よしを(1920-1944)は現在の山形県南陽市に生まれた詩人であり、日本の歌百選にもなっている「ないしょばなし」等の童謡を数多く残した。また、よしをの弟である結城ふじを(1925-2005)は、山形県山形市に生まれ、兄の後を継ぐように数多くの童謡・詩を残し、とりわけ戦時中に休刊した童謡雑誌「おてだま」を再刊させ、亡くなる直前までほぼ毎月発刊し続けた。 さらに山形県内の市町村民歌についても資料収集を行い、2024年2月10日に山形大学文化ホールにて一般公開による演奏会を開催し、広く県民に研究成果を公開した。また演奏会については動画配信サイトにて公開中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
多少な計画の変更はあるものの、順調に資料を収集できており、また県民に広く研究成果を還元する場である演奏会の開催も行っている。なお、今度は山形県に所縁ある作曲家及び作詞家に焦点を当てた演奏会を2024年6月に開催する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究については、1年目に取り扱った作曲家及び作詞家の中でも調査しきれなかった事項があるため、引き続き調査を続けるとともに、各方面より情報を収集した上で、未だ取り扱っていない作曲家及び作詞家の資料についても収集していく。また、作詞家による作品で未だ付曲されていないものについて、山形に所縁のある作曲家に作曲を依頼することで、新たな地域音楽文化の創造についても取り組んでいきたい。
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