Project/Area Number |
23K02388
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
山下 純平 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (40436267)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 学校体育 / ゴール型 / ハンドボール / 投技能 / 学習プログラム / ゴール型学習プログラム / デジタル教材 |
Outline of Research at the Start |
本研究は,ゴール型における投技能の技術構造の解明を行う。次に得られた知見をもとに,学習プログラムを作成し,実践研究で効果を明らかにする。その後,教師及び児童・生徒が活用しやすいデジタル教材を作成し,授業研究で効果を検証する。デジタル教材は,現行学習指導要領で言及されている主体的な学びや効果的なICT教育の実現に欠かせないものである。作成が叶えば,所属機関の研究環境を活かした多くの実践校を中心に継続的に研究を進めることができ,次世代型教育への根拠のある提言ができると考えている。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究で対象となる学校体育で取り扱われるゴール型のゲーム,ボール運動,球技領域(以下ゴール型)でのボールを投げる動作(投動作)は,相手が存在しているため陸上領域の投擲種目の投動作とは異なる評価基準と学習プログラムが必要であると考えられる。本研究では,これまで明らかにされてこなかったゴール型における投技能の新しい評価基準及び学習プログラムを作成し,学校現場で活用できるデジタル教材の作成を最終的な目的とした。 当該年度は,基礎的研究として上肢におけるSSC運動を含むパワー発揮能力に関する実験を実施し,学習プログラム案を作成することを計画した。プログラム案を作成するにあたり,現行学習指導要領における教育課程の範囲で実施していくために,今後実践を実施させていただく小学校において指導要領に適応させたハンドボールの授業実践を先行的に実施し,子供の特性について調査すると共に,現職教員との打ち合わせを実施した。その結果,ハンドボールのゲーム様相での子どものパスの志向は,授業が進むにつれて長いパスより短いパスを選択するようになっていることが明らかになった。この結果から,短い距離におけるパス技能の重要性が確認された。その後は,当該年度の2月に実験を実施する計画を立て,実施予定したが,被験者の感染症による健康上の理由で延期することになった。実験のための器材は整っているため,被験者の状況により,次年度の早期に実験を実施していきたいと考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
被検者の感染症等による健康上の理由で実験を延期することになっている。次年度の早期に被検者の状況をみて実験を実施したいと考える。しかしながら今年度はその代わりに幸いにも現場の小学校での調査を実施することができたため,学習プログラムの実施検証を進めていくための準備は予定より早期に進めることができている。よって,(3)やや遅れていると評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
早期に実験を実施して,学習プログラム(練習方法,評価方法)を作成し実践研究に進みたい。実践研究の内容について,学校体育での授業回数は標準的に8回程度(約4週間)であるため,体力的な向上ではなく,投動作の技術獲得を目的にした学習プログラムを実施する。また,ゴール型の授業においては,すべての時間を投動作の学習に充てることはできないため,即時的な影響を与えることを目的とした学習プログラムの実施検証を行うこととしたい。なお,実施に当たっては,プレテスト,学習プログラム実施,ポストテストの順に行い評価し効果を検証する。
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