Project/Area Number |
23K02435
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
折川 司 金沢大学, 学校教育系, 教授 (90401877)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 読書 / 中学生 / 読書指導 / 中学校 |
Outline of Research at the Start |
本研究は,中学生の読書の質を高め維持するための「読書指導カリキュラムモデル」を開発するものである。近年,中学生を取り巻く読書環境は改善が進み,読書推進の取組も盛んである。しかし,それらは読書の量的な側面を強化に著しく偏っている。 量的な側面の充実は重要なものであるが,読書行為の有無や読書の冊数・時間の多寡のみが読書行為の良し悪しを判断する基準となっている現状では,丁寧に作品と向き合い深い思考を要するような読書は育ちにくい。 そこで,中学校段階において質的に充実した読書行為イメージを確定するとともに,その成立に必要な要素・要件,水準を整理し,それらを関連付けたカリキュラムモデルを提供する。
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Outline of Annual Research Achievements |
初年次である令和5年度は,(1)国や社会が中学生段階に求めている読書行為の理想像の整理,(2)読書に対する意識や読書傾向に関する中学生の実態,及びイベント等に対する評価の実態の把握,(3)質的に充実した読書行為の要素・要件と必要水準の検討,の3点に取り組んだ。 (1)については,令和5年度は主に教員や司書が中学生段階の子供たちに望んでいる読書行為の姿をインタビューやアンケート調査を行い,整理分析をしてきた。アンケートやインタビューの対象としたのは,岩手県I市,茨城県K市,愛媛県M市,大分県B市にある中学校各1校に勤務する国語科教員と学校司書である。インタビューやアンケートを通して浮かび上がった理想像と彼らが実際に進める読書推進活動や学校図書館運営の実態との間には重なりだけでなく,相違も見られている。また、(2)については、上記の中学校に所属する2年生(令和5年度)全員を対象に,アンケート調査を行い,整理分析をしてきた。冊数や時間などの量的な側面を充実させることが重要だと認識している実態や文学的文章を読むことに価値をおく実態などが見えてきた。(1)及び(2)については,金沢大学人間社会学域学校教育学類附属中学校の国語科教員や京都市立中学校の国語科教員らとともにテキストマイニングの結果を検討している。(3)については,主に令和6年度に取り組む内容であるが,(1)と(2)の分析を下地に,金沢大学附属中学校の国語科教員とともに素案を作り,内容の検討をしているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和5年度は,中学生に対して国や社会が求めている読書行為の理想について整理する計画であったが,全国4か所の中学校を訪問し,教員や学校司書から話を聞いたり,教員や中学生へのアンケートの調査,及び集約をしたりすることに予想外に時間がかかったことが原因である。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は,当初計画通り「質的に充実した読書行為の要素・要件と必要水準の検討」を進めるとともに,国が中学生段階の子供に求めている読書行為の理想像を明らかにしていく。金沢大学人間社会学域学校教育学類附属中学校の国語科教員とは,読書教育に関する研究会を立ち上げており,毎月の例会の中でカリキュラムモデルについての検討も行う予定である。
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