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資産形成時代の家庭科教育を加速する概念型消費者教育カリキュラムの開発と展開

Research Project

Project/Area Number 23K02436
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
Research InstitutionShizuoka University

Principal Investigator

小清水 貴子  静岡大学, 教育学部, 准教授 (70452852)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywords消費者教育 / 資産形成 / 概念型カリキュラム / 深いアプローチ / 家庭科教育 / 概念型カリキュラム開発
Outline of Research at the Start

高等学校家庭科に「資産形成」が組み込まれたが,小中高の学びを有機的に接続するカリキュラムがなく,その開発と展開が喫緊の重要課題となっている。この課題を解決するには,資産形成時代に対応した概念型消費者教育カリキュラムの確立と,それを指導する教員の資質の高度化が欠かせない。本研究では,家庭科教育において,各学校段階の学びを明確に接続し,資産形成を含めて経済生活をマネジメントする力(経済生活管理能力)を高める概念型消費者教育カリキュラムを開発するとともに,深い学びのアプローチやGIGA StuDXを含めた教員養成・研修において,このカリキュラムを具現化するために必要な指導力の高度化の実現を目指す。

Outline of Annual Research Achievements

高等学校家庭科に「資産形成」が組み込まれたが,小中高の学びを有機的に接続するカリキュラムがなく,その開発と展開が喫緊の重要課題となっている。この課題を解決するには,資産形成時代に対応した概念型消費者教育カリキュラムの確立と,それを指導する教員の資質の高度化が欠かせない。そこで,本研究では,(Ⅰ)家庭科教育において,各学校段階の学びを明確に接続し,資産形成を含めて経済生活をマネジメントする力(経済生活管理能力)を高める概念型消費者教育カリキュラムを開発するとともに,(Ⅱ)深い学びのアプローチやGIGA StuDXを含めた教員の養成・研修において,このカリキュラムを具現化するために必要な指導力の高度化を実現する。
今年度は,概念型消費者教育カリキュラムの開発に向けて,経済生活管理能力に関する文献調査を行い,家庭科教育で取り扱う「資産」の概念について検討を行った。家庭科教育で扱う学習内容は,金融資産や不動産等といった物質的な資産のみならず,人間関係や人脈等といった精神的な資産も含まれる。これらは経済生活をマネジメントする力(経済生活管理能力)にもかかわっている。そこで,概念型消費者教育カリキュラムにおいて中核に据える概念を検討した。また,概念型カリキュラムの授業設計について,文献や講演から情報収集を行った。事実的知識を概念的理解に昇華させるには,教師の指導が欠かせない。教師は,児童生徒が深い思考のアプローチを働かせるように指導することが必要である。そこで,深い思考のアプローチを働かせる概念的思考について検討を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究の目的や実施計画に関して,交付申請書に記載した内容にそって研究を行い,(Ⅰ)家庭科教育において資産形成を含めて経済生活をマネジメントする力(経済生活管理能力)を高める概念型消費者教育カリキュラム開発について,先行研究をふまえて概念型思考のレンズとなる概念について検討を進めたこと,(Ⅱ)深い学びのアプローチやGIGA StuDXを含めた教員養成・教員研修において,このカリキュラムを具現化するために必要な指導力の高度化の実現について,教員養成課程の学生を対象に深い思考のアプローチを働かせる概念的思考について検討したことから,本研究はおおむね順調に進展している。

Strategy for Future Research Activity

令和6年度は,(Ⅰ)家庭科教育において資産形成を含めて経済生活をマネジメントする力(経済生活管理能力)を高める概念型消費者教育カリキュラム開発については,小中高の家庭科教育の関連内容をふまえた概念型消費者教育カリキュラムの構想をもとに,カリキュラムを運用するための教材を作成に着手する。そして,教員養成課程の中等家庭科教育法において,作成した運用教材を用いた模擬授業の実践を実施する。また,(Ⅱ)教員養成・教員研修におけるカリキュラム具現化に必要な指導力の高度化については,中等家庭科教員養成課程における運用教材を用いた模擬授業の実践を通して,受講生の指導力の高度化に関する調査を実施し,その効果を検証する。PDCA サイクルを用いて,カリキュラムの構成や運用教材の改善を図るため,令和6年度の課題をまとめ,令和7年度の研究計画に反映させる。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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