| Project/Area Number |
23K02557
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 09050:Tertiary education-related
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| Research Institution | Soka University |
Principal Investigator |
泉谷 道子 創価大学, 経営学部, 准教授 (90909491)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安野 舞子 横浜国立大学, 高大接続・全学教育推進センター, 准教授 (20507793)
河井 亨 立命館大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (20706626)
和栗 百恵 福岡女子大学, 国際文理学部, 准教授 (30365887)
武田 佳子 桐蔭横浜大学, 教育研究開発機構, 教授 (50880259)
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| Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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| Keywords | リーダーシップ / 社会変革 / ネットワーク / 効果検証 / プログラム開発 / 女性 / 教育プログラム開発 |
| Outline of Research at the Start |
本研究課題では、女性を含む多様な人々が活躍する社会の実現に向けて、高等教育における女性を対象とする社会変革的リーダーシップ教育プログラム開発に取り組む。具体的には、4つの研究プロジェクトを展開する:1)組織で働く女性を対象とする社会人調査研究、2)米国における先駆的なリーダーシップ教育プログラムの調査研究、3)国内大学の正課・準正課におけるリーダーシップ成長のアセスメント、4)福岡女子大学での学部生向けプログラムを対象とする教育開発研究。
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| Outline of Annual Research Achievements |
2024年度の主要な実績のひとつは、女子大学生のリーダーシップ教育研究において重要な位置を占めるJulie Owen(George Mason University)による著書『We Are the Leaders We’ve Been Waiting for』の翻訳書出版である(『リーダーシップはみんなのもの ― フェミニズムから考える女性とリーダーシップ ―』ナカニシヤ出版、2024)。4月には米国のリーダーシップ教育・研究者3名を招き、東京大学大学院多文化共生・総合人間学(IHS)プログラムとの共催でオンライン国際ワークショップを開催。大学教職員だけでなく、大学生、民間企業社員・団体職員も参加した。6月には立命館アジア太平洋大学 Center for Inclusive Leadership Conference にてラウンドテーブルを実施し、大学教育学会大会においてもラウンドテーブルを行い、報告をまとめた論文が出版された。11月には米国で開催された ILA(International Leadership Association)グローバル・カンファレンスにてラウンドテーブルを実施し、包摂的で公正なリーダーシップ教育の可能性について議論を行った。同月の Asia Pacific Student Services Association International カンファレンスでも研究成果を発表した。
これらを通じて国内外の研究者・教育者とのネットワークが広がり、社会変革的リーダーシップ開発に関する有益な知見が得られた。また創価大学では、これらの活動および翻訳書の知見を活用したリーダーシップ科目を開講し、現在その実践報告論文を準備中である。さらに、2023年度に使用した「社会的責任リーダーシップ尺度」の信頼性・妥当性の検討も継続しており、現在論文を執筆中である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2024年度の進捗状況について、本研究はおおむね順調に進展していると判断している。その主な理由は以下の3点である。
第一に、理論的枠組みの整備が着実に進んでいる点である。特に、Julie Owen氏の著書の翻訳書を出版したことは、社会変革的リーダーシップ開発に関する概念や理論、教育手法を国内に紹介するうえで大きな意義を持つ。第二に、研究成果の共有とネットワーク構築の進展である。国際的・国内的な学術活動を通じて、多様な研究者との連携が強化され、研究と教育に関わる知見が蓄積されている。第三に、過去2年間で得た知見を教育実践へと展開する取り組みが進んでいる点である。創価大学をはじめ複数の大学において、社会変革的リーダーシップ教育プログラムの設計・実装が進められ、その効果検証にも着手している。これにより、理論的枠組みの実践的応用が具体化しつつある。一方、社会人女性を対象としたリーダーシップ発達・発揮に関する調査研究は、計画に含まれていたものの、まだ実施には至っていない。対象者の選定および調査協力依頼の調整に時間を要しているためであり、今後の年度において実施予定である。
翻訳出版、国際発信、教育現場への実装など、多方面での進展が確認できる一方、未実施の調査も計画的に準備が進められている。このような状況を踏まえ、本研究は全体としておおむね順調に進展していると評価できる。
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| Strategy for Future Research Activity |
まず、第1点目は、社会人女性を対象としたリーダーシップ発達および発揮に関する調査の開始である。大学生活から現在に至るまでのリーダーシップ発達プロセスを探り、Astin & Astin(2000)および泉谷(2011)のリーダーシップ発達の社会変革モデル、さらにDugan(2017)、Owen(2020)、Shields(2019)の変革的リーダーシップ理論を基に解釈を行う。調査結果から、リーダーシップ発達を促進・阻害する要因の仮説を構築する予定である。
第2点目は、2023年度に実施した社会変革的リーダーシップ開発を目的とした授業の実践報告論文の作成である。授業の成果と課題を整理し、日本リーダーシップ学会に投稿することを目指す。
第3点目として、2024年度に引き続き、Social Change Model of Leadership Development(社会変革型リーダーシップ開発モデル)の資質能力を測定する尺度の信頼性・妥当性の検証調査を行う。その結果を論文としてまとめ、2026年度には、この測定尺度を用いて社会変革的リーダーシップ開発を目指した授業の効果検証を実施する計画である。
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