Project/Area Number |
23K02574
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09060:Special needs education-related
|
Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
山本 直毅 長崎大学, 病院(医学系), 助手 (70868132)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳永 瑛子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (10710436)
東 登志夫 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (40244090)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
|
Keywords | 自閉スペクトラム症 / 温冷覚 |
Outline of Research at the Start |
自閉スペクトラム症(以下、ASD)の診断基準の一つである感覚の問題は、日常生活における様々な困難さに直結する。一方で、痛覚・温冷覚においてはその実態は不明な点が多い。本研究では、ASD者の痛覚・温冷覚における感覚処理パターンに着目し、様々な条件下における感覚処理パターンの変化を同定することを目的としている。本研究で得た知見を活かすことで、これまでは質問紙を用いた主観的評価に限定されていたASD者の痛覚・温冷覚処理パターンの偏りと生活機能障害の評価を、客観的な数値により行う方法を確立することで、ASD者の困難さやそれに伴う二次障害を予防・改善するための個別的かつ具体的な支援に繋げることを目指す。
|
Outline of Annual Research Achievements |
自閉スペクトラム症の温冷覚における感覚情報への反応パターンの定型発達者との相違について評価を行う予定としていた。研究分担者らと協議を重ねた結果、事前に想定していた機材では、対象者の安全性が十分確保できないと考え、新たな機材(温冷覚閾値測定器)の購入を検討した。ただし、温覚・冷覚双方を測定可能な機材を購入する場合、今回の予算の大半を消費することとなってしまい、研究遂行にかえって支障を生じる虞があるという結論に至り、研究分担者と協力の上、温覚のみの閾値測定器の購入と実験室への設置を行った。 それに伴い、研究計画の一部見直しが必要となった(温覚・冷覚双方の評価が行えないため)。よって、倫理委員会での再審査のための準備を行っている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
所属組織の大幅な体制変化(主に病院組織・診療科の運営方針の変更)に伴い、多大なる時間的・体力的・心理的負荷が重なった末に、研究責任者が一時的にではあるが病気療養を要するまでに至った。辛うじて日々の診療業務を継続してはいたが、研究に対して(準備も含めて)十分なエフォートを割くことが時間的にも体力的にも極めて困難であった。
|
Strategy for Future Research Activity |
倫理委員会にて見直した研究計画の再審査を受け、対象者の募集を研究協力者の支援を受けつつ行い、データの収集を行う。 研究を遂行する上での課題としては、今年中に研究責任者が遠方へ転居予定であるため、研究の継続にあたっては実際に現地でデータの収集を実施を支援する人員が必要であって、その調整中であるが、その目途がたっていないことがあげられる。
|