Project/Area Number |
23K02577
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09060:Special needs education-related
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
塩田 琴美 早稲田大学, 地域・地域間研究機構, その他(招聘研究員) (50453486)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
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Keywords | 発達障害 / 視覚運動協応 / 特別支援教育 / 視線行動 |
Outline of Research at the Start |
発達障害者の動作の分析や課題抽出においては、発達障害児は身体に麻痺など明確な障害がないために「何か動きが違う」と教員が感じていても、動作分析の専門家ではない教員が課題を導き出し指導を行うには難しさを伴う。そこで、本申請課題は、発達障害児を対象にAI(深層学習および決定木)を取り入れ、画像解析および個人の特性に合った視覚-運動協応の課題特定行い、適切な運動方向に導くためのトレーニングシステムの開発を行うことを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
発達障害を有する児童は、動作時に「ぎこちない」、「不器用」とも表現されやすく、教育現場においても発達障害の診断を受けた児童・生徒の姿勢や体の動きが課題にあげられることが多い。特に、発達障害者の動作の分析や課題抽出においては、発達障害児は身体に麻痺など明確な障害がないために「何か動きが違う」と教員が感じても、動作分析の専門家ではない教員が課題を導き出し指導を行うには難しさを伴っていた。そこで、本研究課題では、発達障害児を対象にAI(深層学習および決定木)を取り入れ、画像解析および個人の特性に合った視覚-運動協応の課題特定行い、適切な運動方向に導くためのトレーニングシステムの開発を行うことを目的とする。本研究課題では、研究課題1:AI(深層学習)を用いた視線行動と動作の差異分析手法の確立、研究課題2:AI(決定木)を用いた発達障害児の視覚-運動協応上の課題(つまづきポイント)の特定手法の確立、研究課題3:つまずきポイントを改善するためのトレーニングシステムの開発、研究課題4:研究課題1-3を通し開発したシステムを用いて特別支援学校や福祉施設等での効果検証と4つの研究課題を実施予定である。これらの手順を踏むことで、発達障害児における個別の課題抽出が客観的にでき、その課題に応じて楽しくトレーニング環境づくりが行えれば指導者や教員・児童双方にメリットがあると考えている。そのため、今年度においては、今後の研究活動を円滑に行うために、国内外の情報収集と研究を実施する上での環境整備など測定に向けた準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度は、情報収集と研究を実施する上での準備を行い、当初の研究計画よりやや遅れてはいるが概ね問題なく研究は実施を出来ている。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題では、研究課題1:AI(深層学習)を用いた視線行動と動作の差異分析手法の確立、研究課題2:AI(決定木)を用いた発達障害児の視覚-運動協応上の課題(つまづきポイント)の特定手法の確立、研究課題3:つまずきポイントを改善するためのトレーニングシステムの開発、研究課題4:研究課題1-3を通し開発したシステムを用いて特別支援学校や福祉施設等での効果検証と4つの研究課題を実施予定である。そのため、研究計画通りに、研究課題1から順に進め、各個人の発達障害児の動作における課題を明確にし、視覚-運動協応を高めるために必要な運動トレーニングシステムの開発を行う。
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