聴覚障害者に日本語を正確に届ける手話・口話の分析とWeb日本語力向上教材の集大成
Project/Area Number |
23K02586
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09060:Special needs education-related
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Research Institution | Tsukuba University of Technology |
Principal Investigator |
脇中 起余子 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 准教授 (30757547)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 正幸 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (50222021)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 聴覚障害 / 日本語指導 / 敬語 / 配慮表現 / 口話併用手話 / 日本語受容率 / 口話 / 手話 / 待遇表現 |
Outline of Research at the Start |
①4名の協力を得て、敬語問題や配慮表現問題と解説を改善し、聴覚障害学生にみられる困難点をまとめるとともに、本学以外でも取り組めるようWeb化する。②助詞や敬語などが届いているかを調べる日本語受容問題を作成し、教育歴や聴力の要因との関連を検討するとともに、Web化を行い、誰でもその場で自分の日本語受容率が調べられるようにする。③最終的には、既成のWeb助詞問題や「共通キューサイン・口形記号の紹介」に①と②の問題を加えたものをWeb「日本語力向上教材」として公開し、聴覚障害児・者の日本語力向上の一助とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
1年目は、以下のように進めた。 ①敬語問題について、以前から筑波技術大学の聴覚障害学生(1年生)に実施して授業を進めており、そこで把握した結果をふまえて、問題と解説を作成した。その解説を、解説作成協力者4名(聴覚特別支援学校教員・元教員)の協力を得て改善した。具体的には、敬語問題319問中190問について文章表現を少し修正し、6問を削除し8問を新規追加して、計319問とし、Webで学外の誰でも取り組めるよう、業者に依頼した。 ②配慮表現問題について、以前から筑波技術大学の聴覚障害学生(2年生)に実施して授業を進めており、そこで把握した結果を参考にしながら、配慮表現問題100問を決定し、聴者31名に実施した。現在、聴覚障害学生と聴者のデータを照らし合わせながら、解説を作成中である。 ③口話併用手話の読み取り問題について、他の科研に取り組んでいる佐藤正幸先生と連携して、学習言語の単語や文章の選定作業を進めた。そして、手話通訳者に依頼し、口話併用手話を録画した。現在、業者に依頼して、問題を作成中である。そこでは、ひらがなでのみ入力できるようにし、countif関数を用いて自動的に採点できるようにする予定である。 ④聴覚特別支援学校教員・元教員に「(書記)日本語の獲得のために」というタイトルで思うことを書いていただきたいことを伝えた。 ⑤①で確定した敬語問題について、今まで作成した「Web助詞問題」と同じ方法で自動採点し、回答者に還元できる画面の作成を業者に依頼した。②の配慮表現や③の口話併用問題の回答者への還元の仕方についても、業者との相談を始めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
①敬語問題:予定通り解説作成協力者の協力を得て、問題と解説を確定し、Web作成業者に渡すことができた。 ②配慮表現問題:予定通り回答協力者(聴者)の協力を得て、データを取得できた。今後、解説を作成し、解説作成協力者の協力を得て問題文と解説を確定する。 ③口話併用手話の読み取り問題:学習言語の単語の確定作業に時間がかかったため、動画作成作業が遅れたが、年度内にWeb作成業者に渡すことができた。次年度に調査を行ってデータを得る予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
①敬語問題:以前のWeb助詞問題と同様に自動採点システムを構築する。 ②配慮表現問題:解説作成協力者からの回答を得て、問題や解説の確定作業を行い、Web作成業者に渡す。答えはこれと決まらないため、回答者への結果の還元の仕方を検討する。 ③口話併用手話の読み取り問題:聴覚障害学生に実施し、データを分析してまとめる。他の研究者が実施した音声のみの聞き取り問題と内容が重なるので、その結果と比較する。countif関数を用いて自動的に日本語受容率を計算するシステムを構築し、2025年度内のWeb公開を目指す。 ④日本語獲得のために:解説作成協力者は、聴覚特別支援学校での教育経験が長いため、日本語習得のために必要と考えることについて文章を書いていただき、2025年度にWebで公開する。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)