Project/Area Number |
23K02588
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09060:Special needs education-related
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Research Institution | Tsukuba University of Technology |
Principal Investigator |
櫻庭 陽 筑波技術大学, 保健科学部, 准教授 (70387934)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鮎澤 聡 筑波技術大学, 保健科学部, 教授 (20400682)
竹田 一則 筑波大学, 人間系, 教授 (90261768)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2026: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
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Keywords | 視覚障がい / 鍼灸あん摩マッサージ指圧 / オンライン / 理療実技 |
Outline of Research at the Start |
これまでのオンラインを活用した視覚障害者教育研究では、障害補償デバイスの検討や開発が中心であった。本研究で行うオンラインによる理療実技の教授について、今までに報告は無く、世界的にも独自性の高い研究である。本研究では、従来の対面との違いを実践研究により検討し、課題とともに学習に対する興味・関心の違い、学習効果、教授方法、必要な障害補償等の違い、オンラインでできることとできないことを把握・検討する。これらの成果は、今後の視覚障害者を対象としたオンラインによるインクルーシブ教育の推進・発展に寄与するとともに、学びの機会を創出することができると考えている。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023(令和5)年度は、主に研究の準備を行った。研究を進めるうえで、障害者教育の専門家や視覚障害者を対象にオンラインを活用した教育を実践した教育・研究者から意見やアドバイスを聴取した。その後、アドバイスをいただいた鮎澤聡氏、竹田一則氏に今後の研究についても協力を依頼して、共同研究者として承諾を得た。また、研究フィールド確保と対象者の募集に関する順義を行った。対象者は理療の資格を取得した初学書を想定している。全国の視覚支援学校・盲学校では理療養成課程はあるものの、卒後の課程を有していない機関がほとんどである。その中でも以前より交流のある福岡県立視覚支援学校の岡田富広氏、塚本敏朗氏と研究実施へ向けた調整を行うと共に、新たに卒後の研修科を有する京都府立盲学校の森岩亮氏に研究協力の依頼を行った。さらに、卒後研修制度を実施している筑波大学理療科教員養成施設の和田恒彦氏にも研究の依頼を行った。事例については、先行研究報告を収集したが、関連報告は非常に少ない。新型コロナウイルス感染拡大が収束して来たことから、感染拡大時に実施した事例の報告が待たれる。一方、第20回広島県立広島中央特別支援学校公開授業研究会と合同開催した第64回弱視教育研究全国大会(広島大会)に参加して、盲学校の理療教育の実際を把握すると共に、オンラインを活用した教育に関する情報交換を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究の実施場所として想定する施設へ、別件での来訪に併せて直接出向いて説明と依頼をおこなった。この時期が想定より年度後半に連れ混んでしまった。 視覚障がい者を対象としたオンラインを活用した教育の実践報告が少なく、文献収集ではあまり情報が得られなかった。新型コロナウイルス感染が収束に向かっていることもあり、今後、感染拡大時に実施されたオンライン活用事例の報告が発信されると期待している。
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Strategy for Future Research Activity |
各フィールドで研究対象者の人数や状況を把握して、実践する予定である。当初は今年度内で2回の実施を予定しているので、なるべく2回の開催を目指す。 各フィールドの教員と教授について意見交換を実施したいと考えている。可能であれば、日程調整を行い、数名によるディスカッション形式で開催したい。 他の事例については、引き続き収集して行く。必要に応じて、関連学会や研究会に参加して直接、情報収集することも考えている。
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