Project/Area Number |
23K02659
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
山田 貴志 香川大学, 教育学部, 教授 (10321506)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | ヒューマンインタフェース / ヒューマンコミュニケーション / 顔色 / 機能回復訓練 |
Outline of Research at the Start |
握力が低下すると、物がつかみづらくなったり、キャップや蓋が開けづらくなったりする。そのため、手指を使った遊びや物を強く握る運動を通して、握力を把握・維持する必要がある。本研究では、握力の弱い人が思わず握ったり、身体を動かしたりすることができる遠隔機能回復訓練システムを設計・開発するとともに、生体情報計測を実装した本システムと画像計測システムを併用して、情動ストレス下での動的顔色を分析評価し、握力に伴う生理指標と情動及び情動と顔色の関連のモデル化を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、随意運動研究が可能な実験システムを構築するために、これまでに開発したシステムを基盤として以下のシステムの開発を推進している。 (1)握力グレーディング可視化機能を実装した上肢外骨格型ロボットシステムの開発 握力と腕力の調整能力を解析・理解するための実験システムとして、握力グレーディング可視化機能を実装した上肢外骨格型ロボットシステムを開発・展開している。本システムは、これまでに開発した実行機能(課題の達成に向けて、順序立て、行動する際に必要な能力)解析のための握力グレーディング可視化システムを上肢外骨格型ロボットシステムに実装したものである。これにより、今後、神経の圧迫により、腕・手の筋力低下、腕・手のしびれや刺すような痛みに伴う表情・顔色の解析システムとしての応用が可能になるものと考えられる。 (2)FaceAvatarを用いた演劇動画制作システムの開発 コミュニケーション機能としての身体性の役割を解析・理解するための実験システムとして、平均顔色アバタ(FaceAvatar)を用いた演劇動画制作システムを開発・展開している。本システムは、話し手となる演者がスピーチしている様子を撮影・保存した動画再生システムから映像と音声を提示して、聞き手となる演者の分身となるFaceAvatarにより身体表現・情動表現させるシステムである。頸椎は前後左右に大きな可動性を持っており、コミュニケーション機能としてのうなずき動作、見上げる動作、振り向き動作などを行う上で重要な役割を果たしている。これにより、今後、首の痛みに関するセルフチェックや予防・軽減するストレッチへの応用が可能になると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
握力グレーディング可視化機能を実装した上肢外骨格型ロボットシステムを開発して、握力と腕力の調整能力に関する解析・評価が可能なシステムへと展開することにより、随意運動研究が可能な実験システムの構築に向けておおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
開発したシステムは、研究室内での解析・評価実験の使用だけでなく、広く社会に公開展示することで、対人親和性の高い研究開発を推進する。
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