レジリエントな学びを創出する情報教育支援士養成に関する研究
Project/Area Number |
23K02712
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
阿濱 茂樹 山口大学, 教育学部, 准教授 (00361973)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鷹岡 亮 山口大学, 教育学部, 教授 (10293135)
堤 健人 山口大学, 教育学部, 講師 (30880140)
中田 充 山口大学, 教育学部, 教授 (60304466)
村田 育也 広島修道大学, 経済科学部, 研究員 (80322866)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
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Keywords | 情報教育 / 教材開発 / 探究的な学習 / 情報教育支援 / ICT / 情報教育支援士 / 探究型学習 |
Outline of Research at the Start |
本研究では,教師教育学や教育実践学アプローチにより情報教育支援員に求められる資質・能力について「教育学」および「情報工学」,「情報社会学」など広範囲な学問分野の観点から学習内容を検討する。また,情報教育支援員に求められる資質・能力について,学習内容を整理し,知識・理解や技能を分類して新たな学習モデルを検討する。さらに,教材開発とカリキュラム開発を行い,教育実践を行う。その中で,ポートフォリオ作成による学習者自身の評価を促し,情報教育支援員の質の向上を図る。 以上の課題に取り組むことで,チーム学校として教師と協働して児童・生徒の探究型学習を支援する情報教育支援員の養成に取り組む。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,学習者が自律し探究的な学びをする環境を整備するために,ICT活用だけでなく様々なメディアを活用した学びを支える情報教育の充実を目指している。そして,情報教育に携わる専門家である情報教育支援員の資質能力の向上を目指した養成・研修プログラムの開発を試みている。 令和5年度は,初等教育および中等教育における探究的な学習や高等学校情報科に関する情報教育支援についての現状分析を行い,それらに対応するための資質・能力の分析を行った。そして,ICT活用のための知識やスキル,情報セキュリティ・情報モラルに関する指導を効果的に行うための教材を開発した。中でも,クラウドによる協働的な学習指導を行うための指導モデルの検討や,個人情報やプライバシーに関する正確な知識を習得し,適切に判断するための教材開発は重点的に行った。また,協働的な学習のために欠かすことのできないクラウドのユーザ情報の管理方法については,様々な実践を通じて,適当なものを選択できるように知見を収集した。 合わせて,急速に学校教育の中で利用が検討されるようになった生成AIについても,仕組みや活用方法の検討だけでなく,留意点などを整理して学校で安心して利用するための教材研究と教育実践を行った。 学びを深めるためのICT活用へ実践の中で体験的に学ぶカリキュラム開発も平行して行い,リテラシーを一定レベルまで引き上げるとともに,学習指導や校務に応用できるようにスキルを身につける実践の試行を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
生成AIの活用など申請時には十分に想定されていなかったテクノロジーやサービスなどについても,学会や研究会,セミナーへの参加を通じて知見を蓄積することが可能であった。 また,オンラインでの研究会やセミナーが増え,新しいテクノロジーやサービスについての知見を増やす機会を十分に得ることができた。同様にチャットなどオンラインツールを効果的に活用することにより,関連するコミュニティへの参加も円滑にすることができ,研究に関連するニーズ分析を効率的に行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
情報教育に携わる専門家である情報教育支援員の資質能力の細分化と系統化を試み,それらの向上を目指した養成・研修プログラムの開発を継続する。 また,生成AIやクラウド技術を用いた協働的な学習を支援するための知見を蓄積する。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)