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流域思考を促す教育ツールの開発と官学共創支援

Research Project

Project/Area Number 23K02784
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 09080:Science education-related
Research InstitutionTokyo Gakugei University

Principal Investigator

吉冨 友恭  東京学芸大学, 現職教員支援センター機構, 教授 (20355829)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Keywords流域 / 教育ツール / 教材開発 / 官学 / 共創
Outline of Research at the Start

河川の事象を捉える基本単位に流域があるが、流域という概念自体が一般には浸透しているとは言い難い。地域の水循環や、治水、利水、環境に関する課題への理解を促すためには、流域の見方や見せ方の方法論の検討が必要とされる。
本研究では流域思考の向上を目的に、その鍵となる流域の地形と流況に着目し、官学共創によって捉え方と視覚化を検討した教育ツールの開発を行う。自然の災いと恵みを題材に、河川管理者・研究者と教育関係者により現地調査やワークショップを行い、そこから生まれた教育ツールのモデルを示すとともに、教育ツールの開発作業を支援する共創の仕組みについて提案する。

Outline of Annual Research Achievements

河川の事象を捉える基本単位に流域があるが、流域という概念自体が一般には浸透しているとは言い難い。流域治水や水循環、生物多様性の保全等に関する課題への理解を促すためには、流域の見方や見せ方の方法論の検討が必要とされる。本研究では流域思考の向上を目的に、その鍵となる流域の地形と流況に着目し、官学共創によって流域の捉え方と視覚化を検討した教育ツールの開発を行う。自然の災いと恵みをテーマに、河川管理者・研究者と教育関係者により現地調査やワークショップを行い、そこから生まれた教育ツールのモデルを示すとともに、教育ツールの開発作業を支援する共創の仕組みについて提案する。
本年度は、流域を題材とした教育ツールの現状の調査を行った。対象としたテーマやメディアは様々であったが、聞き取り調査及び事例収集により、多くの知見を得ることができた。
流域治水に先進的に取り組む大和川流域においては、国土交通省近畿地方整備局大和川河川事務所の協力により、流域治水の模型、広報ツールの調査を実施した。また、小学校での防災・河川環境教育を積極的に推進する狩野川流域では、国土交通省中部地方整備局沼津河川国道事務所の協力により、流域をとらえた教材や授業計画の作成支援について調査を行った。さらに、内閣官房水循環政策本部事務局が作成した水循環教材「水のおはなし」の分析を行い、流域の表現方法について分析した。
河川は上流から下流まで単純化した一本のラインとして捉えることが多いが、流域の概念を伝える上では、樹木のように枝分かれした水系を捉えることが重要であり、本川と支川がつながる合流点が様々な事象をとらえる際に注目すべきポイントになることが確かめられた。また、河川断面を含む立体的な表現が土地の勾配や水の流れを表現する上で必要になることが示された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

河川管理者等の協力により、流域を題材とした教育ツールの聞き取り調査及び事例収集を行うことができ、今後の教育ツールの開発に資する知見を得ることができた。

Strategy for Future Research Activity

今後も河川管理者等の協力を受けながら、流域を題材とした教育ツールの聞き取り調査及び事例収集を行うとともに、具体的な教育ツールの試作にも取り組みながら、流域の見方や見せ方の方法の検討を進めていきたい。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2023

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 河川環境の捉え方と展示による視覚化2023

    • Author(s)
      吉冨友恭
    • Organizer
      日本展示学会第42回研究大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] 流域水循環に関する動画コンテンツの開発と活用2023

    • Author(s)
      吉冨友恭
    • Organizer
      第3回日本河川教育学会(三重大会)研究発表会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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