Project/Area Number |
23K02807
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09080:Science education-related
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
野澤 恵 茨城大学, 理工学研究科(理学野), 教授 (10261736)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2027: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 宇宙天気 / 太陽物理 / 磁気圏物理 / 育成カリキュラム |
Outline of Research at the Start |
宇宙天気の研究と宇宙天気を扱う実務の間の隔たりを繋ぐ橋渡しが宇宙天気インタプリタである。その内容は、要求される専門的な内容を検討し、本研究のテーマである宇宙天気現象を実務で活用できるスペシャリスト養成であり、そのための育成カリキュラムが必要であることがわかった。そこでタイトルである「宇宙天気予報を深化させた宇宙天気インタプリタ育成カリキュラムの開発」を提案する。本研究の目的は将来の宇宙天気予報士の実現のため、高等教育向けの座学に加え宇宙天気予報の基礎となる観測や実験を取り入れ、実施可能な教育カリキュラムを開発し、その教育効果を測定することである。
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Outline of Annual Research Achievements |
宇宙天気インタプリタ育成のためのシラバス作りとして、初年度は大学生をモデルとして実践を行なった。前期には、天文学会や天文普及研究会などのメーリングリストで、興味のある大学生を募り、20 名程度の参加者となった。多くは研究室の学生であったが、オンラインのゼミ形式の講義を始めた。同時に一般の人も参加を希望し、開催時間は昼間であったが、最初のシラバス作りのためのモデル講義を始めた。何回か実践する中で、天気予報士の存在が大きくなり、宇宙天気予報士のための別なシラバスが必要であることがわかった。また、誰もが参加できるようにと録画配信も行なったが、講師からはターゲットがわからず、講義内容の難易度などがわからないと問題点を指摘された。 そこで、後期には二つのグループに分け、大学生用と天気予報士用とした。大学生用は理系の卒研または修士学生が中心となり、より宇宙天気を理解したいとメンバーのため、内容が高度化した。天気予報士用は、電磁気などの物理を未履修者がメンバーに含まれていたが、最後には宇宙天気の予報を行なうカリキュラムとなっていた。 両方とも最後まで講義を行うことができたが、大学生用は内容が高度化し、特定の現象が中心となってしまったが、宇宙天気の初学者のためのカリキュラムが必要になることがわかった。天気予報士用は、何度も継続して学修することが必要なので、次年度も継続して実践することとなった。このように作るべきカリキュラム像を明らかにすることができ、初期の目的を達成することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
太陽活動による宇宙環境の乱れは社会インフラや人間活動に様々なダメージを与えることがある。そのような太陽から超高層大気に至る領域の状況を宇宙天気(space weather)という。地球上にいてもその影響を受け、人間が宇宙に進出するためには考えざるを得ない大きな課題でもある。 そこで初年度には、カリキュラムの洗い出しため、柴田一成氏(花山宇宙文化財団&同志社大学)、小原隆博氏(放送大学)、斉田季実治氏(気象キャスターネットワーク)を講師とし、宇宙天気インタプリタ育成のための実践的教育プログラムを実践した。前期に 6 回、後期にも 6 回とモデル講義を実践した。以前からも指摘のあった課題として、宇宙天気には様々の分野があり、対応するためにはそれぞれの業界の専門家がリスク対応を正しく行う必要があり、これを具体的な内容を明らかにした。次年度以降も、この教育プログラムが広まり学生のうちから宇宙天気に触れることで宇宙天気リスクを評価・対応する宇宙天気インタプリタの育成を促すことに結びつけることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
初年度の実践から、宇宙天気の初学者のためのカリキュラムが必要がわかった。また天気予報士が宇宙天気予報士用はカリキュラムは、近いうちに宇宙天気予報士が具体化されるため、より実践的な内容が必要なことがわかり、何度も継続して学修するため、次年度も本年度の内容を継続して実践することとなった。このように作るべきカリキュラム像を明らかにすることができ、初期の目的を達成することができた。 また並行して、今後様々な業界に就職し社会の中心となっていく学生に焦点を向け宇宙天気の教育カリキュラムの実践方法の提案を行なう。学生の場合は、参加費無料・オンラインということで学生側のコスト・場所の負担を軽減している。また、前線で研究を行っている講師陣と議論をすることができるため学生の学習意欲を高めることができると考えている。
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