Project/Area Number |
23K02812
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09080:Science education-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
島村 東世子 大阪大学, 大学院工学研究科, 招へい教員 (70808766)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嶋寺 光 大阪大学, 大学院工学研究科, 准教授 (20647367)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 英語プレゼンテーション / 英語での質疑応答 / Q&A セッション / 若手研究者育成 / 英語でのディスカッション / ESP教育 / 英語での研究発表 / 英語アカデミックプレゼンテーション / 若手研究者の育成 |
Outline of Research at the Start |
世界で活躍できる研究者育成のためには,研究を国際的に発信するための英語プレゼンテーションスキルの強化が必要である.そのためには,オーラルプレゼンテーション力のみならず,英語での質疑応答力の育成が重要な課題となる. 本研究では,実証研究に基づく「科学英語プレゼンテーションの質疑応答スキル向上のための指導プログラムの開発」を目的とする.研究代表者がこれまでに構築した「科学英語プレゼンテーション指導法」を発展させ,専門領域を超えて応用でき,かつ,対面形式とオンライン形式の両方に対応可能な「英語での質疑応答スキル向上のための指導プログラム」を開発する.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、世界で活躍できる研究者育成のために、英語での質疑応答力の育成を目指し、実証研究に基づく「科学英語プレゼンテーションの質疑応答スキル向上のための指導プログラムの開発」を目的とする。本年度は、科学英語プレゼンテーションの質疑応答のジャンル分析およびニーズ分析を行うために、データ収集と分析に集中して取り組んだ。具体的には、英語での質疑応答の指導法をプロトタイプからさらに発展させるために、データ収集の対象を拡大し、日本人科学研究者ら、英語指導に係わる研究者ら、および、日本人以外のnon-native English Speakerら、各グループ30名以上の研究者らから、アンケートを用いて彼らの英語での質疑応答に関する現状意識や不安、英語での質疑応答における困難性とその理由、英語での質疑応答を円滑に進めるための取り組みなどに関するデータを収集した。今回のデータ収集においては、ESP教育において最も重要なデータとされながら、過去にみられなかった、幅広い専門家集団からの貴重なデータを取得できた。これらのデータを質的に分析を行い、プロトタイプの英語での質疑応答指導法構築時のデータと比較検証を行った。 これにより、英語での質疑応答に関する新たな分析結果を取得した。本分析結果を用いて、プロトタイプ法からさらに発展させた英語での質疑応答指導法」の土台へとつなげる。研究の結果から得た教育的示唆をまとめ、次は国内、国外での学会発表へとつなげる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は、予定通りデータ収集と分析に集中して取り組んだ。データ取得の対象となる研究者の研究領域の範囲を拡大し、非英語母語話者・英語母語話者に関わらず、日本人および外国人研究者を対象として幅広く調査を実施し、予定通りにデータの収集と分析を実施した。具体的には、日本人科学研究者ら、英語指導に係わる研究者ら、および、日本人以外のnon-native English Speakerら、各グループ30名以上の研究者らからアンケートデータを取得し、それらのデータの質的分析を行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策として、分析データから得られた結果を取りまとめ、成果の発表を行う。具体的には、研究代表者がこれまでに開発した「科学英語プレゼンテーション指導法」での研究結果と比較し、新たな知見を蓄積した指導プログラムへと発展させるための、『言語並びに態度面を含む、英語での質疑応答での表現力の最大化』、『英語での質疑応答での効果的な聴衆とのインタラクションスキルの向上』等に関する教育的示唆をまとめ、英語での質疑応答に関する成果発表を行う。
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