教育課程および大学入学前後の学習経験を考慮した心理統計教育のWeb教材改良の試み
Project/Area Number |
23K02866
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10020:Educational psychology-related
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
山田 剛史 横浜市立大学, 都市社会文化研究科, 教授 (10334252)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉澤 武俊 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (30361603)
寺尾 敦 青山学院大学, 社会情報学部, 教授 (40374714)
村井 潤一郎 学校法人文京学院 文京学院大学, 人間学部, 教授 (50337622)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 心理統計教育 / 新・旧学習指導要領 / 経年比較調査 / 縦断調査 / 心理統計 / R / Web教材 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的を達成するため,具体的には,以下の3つのことを行う。 (1) 2023・24年度入学の学生と2025年度入学の学生の比較のための経年比較調査 (2) 学習者の個人特性と心理統計の学習の関連を検討するための縦断調査 (3) 本研究組織がすでに開発した教材の再デザイン
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究組織では,科研費(17K04356, 20K03368)による助成を受けて,Rを用いた心理学研究の遂行可能性を高めるための教材と,Rを用いたベイズ統計学に関する教材を開発した。本研究では,応募者のこれまでの研究を継続・発展させ,以下の3点を目的として研究を遂行する。(1) 新・旧学習指導要領で学んだ学生の統計学に関する基礎知識の経年比較調査,(2) 学習者の個人特性と心理統計の学習の関連を検討するための縦断調査,(3) (1)と(2)を踏まえて,これまで本研究組織がすでに開発した教材を再デザインする。これらを通して,心理統計教育に関わる大学教員及び心理学を専攻する学生に有益なリソースを提供する。 研究初年度である令和5年度は,経年比較調査・縦断調査のための調査票を作成した。調査票は,基礎的な統計学に関する問題9問と,批判的思考態度,統計学のイメージ,高校時代の英数国の成績の自己評価,回答者の属性,から構成された。令和5年4月から5月にかけてプレ調査を実施し,7大学1000名を超える回答者を得た。プレ調査の分析結果を学会発表で共有し,様々なフィードバックを得ることができた(日本行動計量学会大会のラウンドテーブル)。さらに,令和6年1月から4月にかけてポスト調査を実施した。ポスト調査は,プレ調査と同一の大学・同一の受講生(プレ調査と同じ授業を受けた学生)を対象とした。次年度以降,プレ調査とポスト調査の結果のマッチングを行い,分析を行うこととした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
プレ・ポスト調査の使用に耐えうる質問紙を完成させることができた。 7大学1000名を超えるプレ調査を実施し,データ分析結果を研究成果として公表することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度末から令和6年度頭にかけて実施したポスト調査と,プレ調査の結果をマッチングし縦断調査の分析を行う。大学ごとに分析を行い,分析結果を研究協力者にフィードバックする。 令和5年度と同様に,令和6年度もプレ調査・ポスト調査を実施し,同一年度間の縦断調査を行うとともに,令和5年度と令和6年度の経年比較調査も行う。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)