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テキストデータを用いた性格傾向の推定に基づくメンタルヘルスの変動抽出手法

Research Project

Project/Area Number 23K02877
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 10020:Educational psychology-related
Research InstitutionKobe Shoin Women's University

Principal Investigator

奥村 紀之  神戸松蔭女子学院大学, 人間科学部, 講師 (40510277)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Keywordsメンタルヘルス / 自動推定 / テキスト解析 / 時系列分析 / 予測
Outline of Research at the Start

本研究の目的は,テキスト化された日々の記録(例えば日記や日報など)を時系列に分析し,日々の性格傾向の変化を自動的に推定することで,記述者の精神的な状態を把握するシステムを構築することである.本課題では,性格傾向は検査するタイミングによって変動するものであると捉え,回答者の精神的な状態と連動している性格傾向の因子の抽出を目指す.統計量に基づく性格傾向の推定ではなく,テキストの内容に応じた推定手法を開発することで,まとまった量のテキストを必要としない性格傾向の推定手法を構築する.被験者の日々の性格傾向の変化を推定できるようになり,日常生活における精神的な状態の変化を捉えやすくなると考えている.

Outline of Annual Research Achievements

本課題で対象としているメンタルヘルスの状況を抽出可能な文書の収集が非常に難しい状態であるため,大規模言語モデル(ChatGPTなど)を活用して,擬似的に日記等を出力させる方法について検討を進めている.基本的に出力はプロンプトに依存するため,擬似的な日記を生成させるためのOne-shotプロンプトを作成し,100件ほどの日記の作成を行っている.また,メンタルヘルスの不調を来す可能性のある出来事としてはハラスメントによる影響が考えられるため,心理学を専門とする教員に協力を依頼し,生成した日記に対してハラスメントの要素を含むかどうかの検証などを進めている.これにより,被験者実験でしか入手困難であった日記データの自動生成が可能になれば,大量のデータからの学習が可能となる.
また,大規模言語モデルを活用した分類を行うため,フリーの大規模言語モデルを利用し,ファインチューニングを実施する方法について調査している.ChatGPTやGeminiなどのサービスは個人仕様にカスタムすることが難しい面もあるため,例えば東京工業大学の大規模言語モデルなどを利用できないか検証を始めている.
なお,機械学習システムの検証実験として,画像認識に関する応用で実験データの取得方法,チューニング方法について報告を行っている.本システムでは,大規模言語モデルのベースとなっているTransformerを画像処理に応用したVision Transformerとそのファインチューニングによるもので,言語と画像の違いはあるものの本質に大きな違いがなく,本研究課題を遂行する上で十分な技術の習得ができている.本内容は人工知能学会全国大会へ投稿済みである.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

被験者実験を行うことが難しいため,データの取得方法の検討に時間を要している.

Strategy for Future Research Activity

大規模言語モデルを利用した擬似的な日記データ等の生成について検証を進めているため,こちらの検証が完了次第,メンタルヘルスが悪化するタイミングの検出プログラムの構築に着手する.10名程度の被験者実験を想定していたが,大規模言語モデルによる自動生成が有効である可能性が高いため,より頑健なシステムの構築が期待できる.
また,日記のように定期的に書くものではなく,X(Twitter)のように思いついたタイミングで書くようなメディアであれば,書き込みから次の書き込みまでの期間も一つの指標となる.そういった時系列データが扱えるかどうかの検証も併せて進めていく.

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2024

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] ユーズド衣料品の再利用促進のための分類システムの構築2024

    • Author(s)
      奥村 紀之、水沼 千枝、上 泰、田中 駿、浅谷 晋作
    • Organizer
      人工知能学会第38回全国大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] ユーズド衣料品分類のための画像データセットの構築2024

    • Author(s)
      水沼 千枝、池谷 知子、黒崎 優美、野手 紀花、奥村 紀之、上 泰、花田 美和子
    • Organizer
      人工知能学会第38回全国大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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