| Project/Area Number |
23K02890
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 10020:Educational psychology-related
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| Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
白井 利明 大阪教育大学, 教育学部, 名誉教授 (00171033)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾崎 仁美 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 教授 (10314345)
日潟 淳子 大阪大谷大学, 教育学部, 教授 (20621121)
中村 知靖 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (30251614)
徳田 治子 高千穂大学, 人間科学部, 教授 (40413596)
上田 裕美 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (80302636)
遠藤 利彦 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (90242106)
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| Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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| Keywords | 生涯発達 / アイデンティティ / 時間的展望 / ナラティブ / ダイナミックシステム / 国際比較 / 時代性 / 縦断研究 / ライフストーリー / 多様性 |
| Outline of Research at the Start |
本研究は34年間に及ぶ長期縦断研究を遂行することで,青年期から中年期のアイデンティティと時間的展望の生涯発達の筋道とメカニズムを明らかにする。そのパーソナリティ発達のメカニズムには一人ひとりの人生の文脈に埋め込まれた個別性があることを検討することにより,一人ひとりが「1回しかない,かけがえのない人生を生きる」という個人の幸福追求を尊重する生涯発達心理学を構想する。それは青年期から中年期に「生きづらさ」をかかえるひとの発達支援の構築に貢献することになろう。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本年度は年1回の質問紙調査と50代の定期的な面接調査を行って縦断データを拡充するとともに、国際比較と事例研究を行い、以下の知見を得た。 第1に、北欧(フィンランドとスウェーデン)の縦断研究のデータの提供を得て比較したところ、アイデンティティステイタス(女性)は北欧では成人期に一貫して上昇するという理論から予想されるのとは異なり、日本では青年期は高いのに成人期は低下することが明らかになった。これはジェンダーギャップ指数にも示されるように日本の女性に強いられている女性役割規範といった文化が影響要因の1つではないかと考えられた。 第2に、希望と目標指向性は横断研究では中ぐらいの正の相関が示されるが、縦断研究では負の相関を含む多様性が示される。そこで、正の相関と負の相関を示す者の2事例を抽出し、その時々の定期調査に書かれた出来事や行為とのマッチングを検討した。その結果、正の相関を示す人は状況的な出来事によって生じる希望と目標指向性の変化が連動していた。それに対して、負の相関を示す人は、希望が状況的な出来事によって変化することは同じであるが、希望が低下する場合であっても未来と関連づける意味づけにより目標指向性を高めていた。 以上から、第1に、成人期におけるアイデンティティと時間的展望の発達の筋道は文化の影響を受けるため、それを考慮して検討する必要を示すとともに、第2に、その影響の仕方において個人差があるため、個人ごとの発達メカニズムの検討が課題であることが示唆された。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は、発達の節目ごとに行われる定期的な面接調査と年1回の質問紙調査を行って縦断データを確実に蓄積し、中年期のデータを追加することで、青年期から中年期までの生涯発達データを得た。そして、その縦断データに基づき、質問紙調査の回答の数量的分析と面接調査の語りの質的分析が行われ、国際雑紙への論文投稿も果たした。
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| Strategy for Future Research Activity |
次年度も、引き続き、心理発達の全体性を捉える概念であるアイデンティティと時間的展望について、発達の節目ごとに行われる面接調査と毎年1回の質問紙調査を行って、中年期のデータを追加することで、生涯発達に関する縦断データを蓄積し、青年期から中年期のアイデンティティと時間的展望の生涯発達の筋道とメカニズムと多様性を明らかにする。特に、横断研究データでは十分に明らかにされない知見を示す縦断研究の良さが出るような分析にしていきたい。第1に、一人ひとりがどのように生きてきたかという過去の回顧的な分析にとどめるのではなく、一人ひとりが現在をどのように生きて未来に向かってきたかという前方視的な動きを捉える分析のあり方、第2に、一人ひとりの決断やこだわりといった個別性の把握が際立つような個性記述的な分析方法について明確していく必要がある。
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