Project/Area Number |
23K02895
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10020:Educational psychology-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
伊藤 崇達 九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (70321148)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梅本 貴豊 京都外国語大学, 共通教育機構, 准教授 (50742798)
中谷 素之 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 教授 (60303575)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 自己調整 / 共調整 / 社会的に共有された調整 / 創造 / 探究 / 動機づけ / 協働学習 / 高等教育 |
Outline of Research at the Start |
Society5.0やそれ以降に到来する未来社会では,創造性と探究性の高い学びがますます求められるようになってきています。本研究課題は,教育の場を通じた「主体的な学びあい」において,主体的かつ協働的,そして,創造的で深く探究する学びがどのように実現されるかについて,教育心理学の見地から明らかにすることをめざします。
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Outline of Annual Research Achievements |
Society5.0やそれ以降に到来する未来社会では,創造性と探究性の高い学びがますます求められるようになっている。本研究課題は,教育の場を通じた「主体的な学びあい」において,主体的かつ協働的,そして,創造的で深く探究する学びがどのように実現されるかについて,教育心理学の見地から明らかにすることをめざしている。生涯にわたって主体的に学び続けるとは,どのようなことか,また,現実社会に求められているオーセンティック(真正な)学びとは何かについて,教育心理学や教育工学領域を中心にしながら,レビューを行い,理論的な検討を進めた。高等教育に関する研究をはじめとして,海外では,「主体的な学びあい」については,「社会的に共有された学習の調整(socially shared regulation of learning)」の理論的枠組みのもとで,実証的な検討が進められている。 この理論的枠組みでは,学校でも職場でも,人間が営む高度な問題解決活動において,「自己調整学習」「共調整された学習」「社会的に共有された学習の調整」の3つの学びのモードがありえることを提示してきている。研究レビューを進めながら,創造や探究が求められる文脈では,独自の「調整プロセス」が展開している可能性があることを明らかにした。とりわけ,「社会的に共有された学習の調整」の視点から「創造」と「探究」をもたらす「調整のプロセス」を捉える新たな測定尺度の作成に向けて,項目の整備を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
理論的基盤に関する検討と測定尺度の作成の検討について,概ね順調に進められている。2024年度の研究計画の遂行に向けて,円滑に進んできている。
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Strategy for Future Research Activity |
「社会的に共有された学習の調整」は,国際的にみて,いまだ新しいテーマであり,研究の展開が目覚ましいところがある。海外の最新動向を見据えながら,日本の学校や社会の状況に即した,さらに妥当な実証がなされるよう,留意しながら研究を進めるようにする。
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