Project/Area Number |
23K02911
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
落合 舞子 (川崎舞子) 東京大学, 相談支援研究開発センター, 特任助教 (80844018)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 理紗 東京大学, 相談支援研究開発センター, 助教 (10832983)
荒井 穂菜美 東京大学, 相談支援研究開発センター, 特任助教 (60846153)
鬼塚 淳子 東京大学, 相談支援研究開発センター, 特任助教 (90585613)
横山 孝行 東京大学, 相談支援研究開発センター, 特任助教 (40862678)
榎本 眞理子 東京大学, 相談支援研究開発センター, 講師 (40632394)
高野 明 東京大学, 相談支援研究開発センター, 教授 (50400445)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 大学生 / 休学 / 復学 / 学生相談 / 復学支援 / 不登校 |
Outline of Research at the Start |
大学を休学する学生の中には,メンタルヘルスの不調や学生生活不適応などの問題を抱えた学生が多く存在し,そのような事例では留年や退学に至るケースも少なくない。休学学生の復学や,復学後の再適応の支援は学生と大学双方にとって重要だが,学生相談などの個別支援では,マンパワーの問題や,休学期間・在籍期間といった限られた時間の中で個別に心理面,身体面,生活面を総合的に支援することが難しいなどの課題がある。そこで本研究では,休学学生を対象とした集団実施の復学支援プログラムを開発し,実施,評価を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、メンタルヘルス不調や学生生活不適応などの問題を抱え休学に至った大学生の復学を支援するため、集団実施の復学支援プログラム「リスタートグループ」を開発し、実施と評価を行うことである。 2023年度は、リスタートグループのパイロットスタディとアンケート調査、および文献レビューにより、広報の仕方やリスタートグループの内容について検討を行った。パイロットスタディとして、まずはオンラインのリスタートグループ開催を試みたが、参加学生が集まらなかった。休学中や不登校状態にある学生は、大学が発信する情報を積極的に収集することが少ないと推測されるため、リスタートグループの内容だけでなく、支援を必要とする学生にどのように情報を届けるかも重要な課題と考えられた。そこで、学内のあらゆる広報ツールを利用し、より参加のハードルが低くなるよう事前申込不要のオンラインワークショップをウェビナーで開催した。ワークショップの参加後アンケートの結果から、学生のニーズを調査した。アンケートの回答から、リスタートグループへの関心を示す学生が一定数いることが示唆されたため、リスタートグループを集団で行うことの利点や、参加する目的、内容について、事前に説明する機会を設けることが重要と考えられた。 また、休学と復学に関する先行研究のシステマティックレビューを行うことで、リスタートグループ開発のための資料を収集した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定では、2023年度はパイロットスタディとしてオンラインでリスタートグループを実施し、参加者の事例研究を行うことで、リスタートグループの改善点を見出す計画であった。 まずは社会人を対象としたリワークプログラムを参考に、全6回オンラインのリスタートグループを作成し、学生相談機関利用者に直接支援担当者から参加を呼びかけてもらった。しかし、実際に参加した学生は1名であり、途中でドロップアウトしてしまった。そのため、当初予定していた事例研究を行うことができなかった。そこで、Zoomウェビナーによるオンラインワークショップ「休学・休養中の過ごし方と復帰の準備」を開催した。ワークショップでは休学・休養中に想定される課題とその対処、行動の量や幅の広げ方、休学学生の事例などを取り上げ、復学の準備を1人で行うことの大変さと援助要請の重要性などを説明した。ワークショップ参加者は23名であり、参加後アンケートで、今後リスタートグループを開催する際、メール連絡を希望するかどうか尋ねたところ、9割の学生が「希望する」と回答した。リスタートグループを集団で行うことの利点や、参加する目的や内容について、事前に説明する機会を設けることで、リスタートグループへの参加を促すことができると考えられた。 並行して、休学学生への支援について概観するため、システマティックレビューを行った。「休学」「復学」と「大学生」を検索ワードに、CiNiiとJ-STAGEから文献を収集した。除外基準、採択基準をもとに、最終的な採択論文を決定し、各文献の概要をまとめた。現在、論文を執筆中である。 上記のように、当初の予定から研究手法の変更はあったものの、2023年度の研究結果をもとに、2024年度にリスタートグループを開始する目処が立ったため、「おおむね順調に進展している」とした。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、リスタートグループ導入のための心理教育として、前述のオンラインワークショップの内容にリスタートグループの詳細な説明を加え、事前申込不要、Zoomウェビナーでワークショップを開催し、リスタートグループの参加者を募る。ワークショップが理論編、リスタートグループが実践編となるよう構成し、グループでは参加者の個別事例性に沿った課題について考え、検討された解決策を実行するための支援を行う。リスタートグループは6回1ターム、対面で開催する予定である。グループの開始時と終了時に質問紙調査を実施し、前後比較を行う。 また、現在執筆中のレビュー論文を2024年度内に学会誌に投稿する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)