Project/Area Number |
23K02913
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
井上 淳 浜松医科大学, 医学部, 特任講師 (90535577)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高貝 就 浜松医科大学, 医学部, 特任教授 (10447807)
磯部 智代 浜松医科大学, 医学部附属病院, 臨床心理士 (30825708)
山末 英典 浜松医科大学, 医学部, 教授 (80436493)
遠藤 ゆうな 浜松医科大学, 医学部附属病院, 臨床心理士 (90910034)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 解離性同一性障害 / PTSD / 治療同盟 |
Outline of Research at the Start |
解離性同一性障害(DID)の心理療法では、人格間の協働が可能となるよう、治療者(Th)は人格間の関係の掛け橋となり、人格間の共意識を促進する役割を求められる。しかし、無秩序型アタッチメントがThに対して活性化されると、治療同盟に困難が生じやすい。そこで本研究は、ThとDID患者へのインタビュー調査により、①ThとDID患者が陥りやすい治療同盟上の困難の性質とその解消プロセス、②より機能する多重な自己状態に至る治療体験とそのプロセスの2点を長期的・短期的な視点から明らかにする。以上を通じ、多重な自己状態がより機能的に統合されるプロセスを質的に描き出し、有効な治療指針を明確化することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
解離性同一性障害(DID)の心理療法では、人格間の協働が可能となるよう、治療者(Th)は人格間の関係の掛け橋となり、人格間の共意識を促進する役割を求められる。しかし、無秩序型アタッチメントがThに対して活性化されると、治療同盟に困難が生じやすい。そこで本研究は、ThとDID患者へのインタビュー調査により、①ThとDID患者が陥りやすい治療同盟上の困難の性質とその解消プロセス、②より機能する多重な自己状態に至る治療体験とそのプロセスの2点を長期的・短期的な視点から明らかにする。以上を通じ、多重な自己状態がより機能的に統合されるプロセスを質的に描き出し、有効な治療指針を明確化することを目的とする。 本年度は、研究プロトコルの策定、調査項目、インタビューでの質問項目の確定、質問紙調査票の準備を行った。研究プロトコルの策定では、解離性同一性障害の治療プロセスと比較を行うため、複雑性PTSDの方を対照群として設定することとした。以上の研究プロトコルにて、倫理委員会への申請を行ない、承認を得た。現在、対象者の選定を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は、研究プロトコルの策定、調査項目、インタビューでの質問項目の確定、質問紙の準備、倫理委員会への申請に時間を要し、対象者へのインタビュー調査にまで至れなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、対象者の選定を行い、カルテ調査および、インタビュー調査を行っていく予定である。
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