心理的ストレスによる不眠予測およびセルフモニタリングツールの開発とその効果検証
Project/Area Number |
23K02916
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
古谷 真樹 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (10725998)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 幸治 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (20584022)
福田 博也 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (90294256)
近藤 徳彦 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (70215458)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2026: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 心理的ストレス / 不眠 / 予測 / セルフモニタリングツール |
Outline of Research at the Start |
不眠はうつ病に先行して出現することが多く,うつ病の危険因子ともいわれている.不眠 の早期発見,早期介入はうつ病予防として重要な課題である.しかし,不眠を予測するツールは未だない.不眠は心理的ストレスに起因することが多いため,本研究では,心理的ストレスを反映する唾液中クロモグラニンA,血圧,皮膚温,睡眠・覚醒リズムおよび心理的ストレス評価を不眠予測指標として,これらの時間的対応関係を深層学習によって明らかにし,不眠に対する危険度の基準を明確にする.さらに,危険度に応じたストレス緩和法を提供するセルフモニタリングツールを開発し,その効果検証を行なう.
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Outline of Annual Research Achievements |
不眠はうつ病に先行して出現することが多く、うつ病の危険因子ともいわれている。不眠は心理的ストレスに起因することが多いため、本研究では、心理的ストレスを反映する唾液中クロモグラニンA、血圧、皮膚温、睡眠・覚醒リズムおよび心理的ストレス評価を不眠予測指標として、これらの時間的対応関係を深層学習によって明らかにし、不眠に対する危険度の基準を明確にすることを目的とした。 今年度は、1)20-40代の男性労働者の睡眠の質を低下させる要因を知覚された心理的ストレスや心理的ストレス耐性を交えて明らかにする質問調査研究、2)日常生活下における心理的ストレスと睡眠の質、唾液中クロモグラニンA、血圧および皮膚温を計測し時間的対応関係を検討するフィールド調査を行った。 1)の分析結果、知覚された心理的ストレスや社会的時差が労働者の睡眠の質を低下させ、レジリエンスの高さが緩和に重要であることが示された。また、心理的ストレスや社会的時差には労働や通勤の時間が背景要因にあると考えられ、心理・社会的背景の両方からの介入の必要性が示唆された。1)の結果を受け、2)では1)の調査対象者の中から生活習慣が比較的規則的で不眠症状がない20-40代の男性を選出し、心理的ストレスと生理指標を参加者の自宅で2週間計測してもらった。28名からデータが得られ、現在分析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
調査によって、知覚された心理的ストレスや睡眠習慣の不規則さが労働者の睡眠の質の低下に関連することが確認された。さらに、心理的ストレス耐性の個人特性を示すレジリエンスも関与することを受け、フィールド調査においてもこれらの要因を考慮して対象者を選出することができた。一方で、対象者に自宅で測定してもらったためデータの欠損が多いことが課題としてあげられる。現在、結果の分析と次のフィールド調査に向けた実施方法の見直しに取り組んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
得られたデータを基に、心理的ストレスを反映する唾液中クロモグラニンA、血圧、皮膚温、睡眠・覚醒リズムおよび心理的ストレス評価を不眠予測指標として、これらの時間的対応関係を検討する。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)