Project/Area Number |
23K02973
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | University of Human Environments |
Principal Investigator |
皿谷 陽子 人間環境大学, 心理学部, 助教 (50739761)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 声かけ / 万引き防止対策 / 従業員 / 商業施設 / 万引き防止 / 店員 / 防犯対策行動 / 動機付け |
Outline of Research at the Start |
万引きは,全刑法犯に占める被害の割合が非常に大きいため,被害件数を減らす対策を確立することが求められている。近年の万引き防止に関する研究により,万引き対策には「声かけ」が有効であるといわれている。しかし,「声かけ」は個々の店員の裁量で行われているため,より万引き防止効果を高めるためには店舗で一体となって取り組む必要がある。そのためには,店員の動機づけを高める必要がある。本研究では,店員の店内防犯対策への動機づけを高め,より効果的な店舗内防犯教育を開発し,店舗を拠点とした万引き防止対策の展開につなげることを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,店員の店内防犯対策への動機づけを高め,より効果的な店舗内防犯教育を開発することである。申請者のこれまでの研究により,店員の意識改革は可能であったが,実質的な損失(万引き対象物の量的減少,売り上げ等の利潤の増加など)を防ぐための行動を引き起こせているかは不明である。さらに,申請者が研究を行う中で,店舗一丸となり万引き防止対策に臨む店舗もあれば,そうでもない店舗もあることを明らかにしている。店員の動機づけを高める要因を明らかにすることで,店員教育も容易になり,店舗環境の改善にもつながると考える。 2023年度については,店員の万引き防止対策「声かけ」の阻害要因,促進要因の検討を行う予定であった。具体的には,Web調査にて,小売業(スーパーなど)に勤務する店員を対象に勤務中の声かけの頻度を尋ねる。さらに自由記述として,声かけができた場面,声かけが出来なかった場面について,状況や場所の具体的な回答を求める。その他に,店員の防犯行動に影響を与えうる店舗内防犯意識や仕事についての満足感などを尋ねる予定であった。現状としては,情報収集を行っている状況である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度については,店員の万引き防止対策「声かけ」の阻害要因,促進要因の検討を行う予定であった。具体的には,Web調査にて,小売業(スーパーなど)に勤務する店員を対象に勤務中の声かけの頻度を尋ねる。さらに自由記述として,声かけができた場面,声かけが出来なかった場面について,状況や場所の具体的な回答を求める。その他に,店員の防犯行動に影響を与えうる店舗内防犯意識や仕事についての満足感などを尋ねる予定であった。現状としては,業務の兼ね合いの状況を鑑みて情報収集を行うにとどまっている状況である。そのため,情報を集約,精査し,Web調査の準備を進め,2024年度にWeb調査を実施し,店員の万引き防止対策「声かけ」の阻害要因,促進要因の検討を行う。 上記の理由より,進捗状況として「やや遅れている」と判断する。
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Strategy for Future Research Activity |
現状,業務の兼ね合いの状況を鑑みて情報収集を行うにとどまっている状況である。そのため,研究環境を整え,情報を集約,精査し,Web調査の準備を進め,2024年度にWeb調査を実施し,店員の万引き防止対策「声かけ」の阻害要因,促進要因の検討を行う。実施計画の変更として,2023年度に行う予定であった店員の万引き防止対策「声かけ」の阻害要因,促進要因の検討行う調査を2024年度に実施し,その分析行う予定である。また,当初2024年度に実施予定である万引き防止対策「声かけ」の場面想定実験の準備も並行して進める。
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