Project/Area Number |
23K03490
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 17020:Atmospheric and hydrospheric sciences-related
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Research Institution | Tokyo University of Marine Science and Technology |
Principal Investigator |
岩坂 直人 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (60211760)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | OFES2 / CMW / 年々変動 / 中央モード水 / 海洋混合層 / サブダクション |
Outline of Research at the Start |
北太平洋中央モード水(CMW)の存在が1990年代に見出され、CMWとPDOなど北太平洋海面水温偏差の卓越する変動との関係が指摘されてきた。しかしCMW形成量とサブダクション量の関係やCMWの特性の変動を調べた研究はほとんど知られていない。本研究計画では『CMW形成に寄与するサブダクションの実態、特に年々変動はどのようなものか』を明らかにするため、海洋同化モデル出力FORA-WNP30を用いて、渦分解数値モデル出力解析で用いられる手法でサブダクションを求め、10年規模変動についても調べる。
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Outline of Annual Research Achievements |
サブダクションの過程を含めて、北太平洋中央モード水(CMW)の形成の年々変動を調べるため、従来から使用していた観測に基づくデータセットであるMOAAGPVに加えて、数値海洋モデルOFES2の解析を行っている。OFES2でのCMWの分布と変動、関連するSST、力学高度偏差などの変動について、MOAAGPVとの比較による再現性の検討、確認を行った。SSTや力学高度偏差の変動については、2004年から2022年の変動については、MOAAGPVを使っての研究で明らかになった主成分解析第1モードと同様の空間構造、時間変動特性を持つことを確認し、さらに海面高度計観測が行われるようになった1993年まで解析対象期間を遡って延長しての検討でも、SST実測値との比較で、再現性が確認できた。これによりArgo観測以前の時期に遡ったCMW解析に目処が立った。一方、OFES2の海面から水深1000mまでの水塊分析では各水温帯でモードとなる水塊の塩分が観測値より若干高めになっていることが分かった。特に低温になるほどそのずれが大きくなっている。その要因は検討中であるが、これを踏まえて、OFES2でのCMW同定基準の策定を行った。またCMW変動との比較のため、北太平洋亜熱帯モード水についても水塊同定の基準策定を行っている。 CMWの変動とSST変動や大気変動の関係については、MOAAGPVに基づく解析の結果をまとめて、2023年日本海洋学会秋季大会で発表した。またこれらの内容については論文として投稿し、審査中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
OFES2でのCMWの年々変動とサブダクションの過程の解析を行う目処が立ったので順調と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
MOAAGPVで明らかになったCMW変動の特性、すなわちPDOとしての変動がArgo以前に遡って確認できるかをOFES2で検討する。海面高度計観測が実用化された1993年以降を対象に解析を行う。
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