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水田における洪水貯留が与える河川への効果と水田生態系サービスへの影響評価

Research Project

Project/Area Number 23K04051
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 22040:Hydroengineering-related
Research InstitutionChubu University

Principal Investigator

尾花 まき子  中部大学, 工学部, 准教授 (10447831)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 武田 誠  中部大学, 工学部, 教授 (50298486)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Keywords水田貯留 / 流域治水 / 水田生態系サービス
Outline of Research at the Start

2021年に施行された流域治水を推進する上で,集水域での洪水貯留力の評価が急がれている.本研究では,その1つとして注目される水田に着目し,水田での初期貯留が支川に与える効果と洪水の流入による水田生態系サービスの変化について検討することを目的とする.研究期間の3年間で,具体的にA.地理・地形条件を考慮した流域の水田分布形態や用排水路システムの分析,およびB.それに基づく洪水貯留モデルの構築と接続する支川への効果の検討,を行うと同時にC.洪水の流入による水田生態系サービスへの影響を明らかにする.水田貯留とそこで発揮される生態系サービスの両者のバランスから,最適な水田貯留の管理法を提案する.

Outline of Annual Research Achievements

2021年に施行された流域治水を推進する上で,大河川の氾濫対策だけでなく集水域での洪水貯留力の評価が急がれている.本研究では,その1つとして注目される水田に着目し,水田での初期貯留が支川に与える効果と洪水の流入による水田生態系サービスの変化について検討することを目的とする.研究期間の3年間で,具体的にA.地理・地形条件を考慮した流域の水田分布形態や用排水路システムの分析,およびB.それに基づく洪水貯留モデルの構築と接続する支川への効果の検討,を行うと同時にC.洪水の流入による水田生態系サービス(水質浄化能,収穫量)への影響を明らかにする.それらにより見える水田貯留とそこで発揮される生態系サービスの両者のバランスから,最適な水田貯留の管理法を提案する.
1年目では,上述したAとBについて水田モデルを構築し支川の洪水貯留を算出可能な数値モデルが完成しており,おおむね順調な進み具合である.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究は,1)水田での初期貯留が支川に与える効果と2)洪水の流入による水田生態系サービスの変化の解明,という大きく2つのパートにより構成されている.当初の計画通り,1)については,水田貯留に関する研究レビューに基づき不足している観点からの貯留効果および支川に与える効果について,水田モデルを構築し数値解析的検討が8割方出来ている状況である.2)については,今年度の取り組みとして計画中である.

Strategy for Future Research Activity

2024年度は,1)の数値解析的検討を継続するほか,2)の水田生態系サービスについて現実の水田を使用しながら水位変動を考慮した場合の水田生態系サービスを算出可能なモデルを開発予定である.その後,1)と2)をカップリングさせて,流域全体としての水田貯留の効果と水田生態系サービスの概算を計画している.

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2024

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 河川砂礫州での植物種子形状を考慮した捕捉特性に関する研究2024

    • Author(s)
      杉尾朱音,尾花まき子,武田誠
    • Organizer
      令和5年度土木学会中部支部研究発表会
    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] 三重県一級河川流域での降雨特性と災害発生個所に関する研究2024

    • Author(s)
      諸岡大雅,尾花まき子,武田誠
    • Organizer
      令和5年度土木学会中部支部研究発表会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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