Project/Area Number |
23K04073
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 22050:Civil engineering plan and transportation engineering-related
|
Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
佐野 可寸志 長岡技術科学大学, 工学研究科, 教授 (00215881)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 哲平 長岡技術科学大学, 工学研究科, 講師 (10827116)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
|
Keywords | 冬期交通 / 豪雪災害 / 事故リスク / スタック / 迂回行動 / 外出抑制 / 行動変容 / 情報提供 / 経路選択 / 豪雪 |
Outline of Research at the Start |
近年増加している豪雪による大規模滞留を未然に防ぐためには,除雪作業をどのタイミングで実施すべきであるかを明らかにすることが必要である.①情報提供と行動変容の関係,②気象条件,交通状況,除雪作業と路面状況の関係,③気象条件,交通状況,除雪作業,路面状況と区間別の交通事故やスタック車両の発生リスクの関係,④除雪作業や通行止めはどの区間でどのタイミングで実施するのが最も効果的であるのかを明らかにする.
|
Outline of Annual Research Achievements |
本年は,①冬期の情報提供による行動変容の要因分析と②スタック・事故車両発生確率モデルの構築に関する研究を実施いた. ①冬期の情報提供による行動変容の要因分析として,大雪時には迂回や移動中止を促すことにより,その区間の交通量を減少させることが車両滞留の発生を防ぐうえで重要だと考えられる.平常時と大雪時の走行経路や交通量を比較し,変化を把握するとともに,現状の情報提供と行動変容の関係把握を基礎調査として行った.また,アンケート調査を行い,情報提供内容やタイミングによる行動変容に与える要因分析を行った.また,プローブデータを活用し,2020 年 12 月に関越道で発生した長期滞留事象を起点に新潟県内で発生した通行止め・滞留事象の前後の貨物車の行動実態を把握する.さらに,道路管理者等の情報提供の内容や情報量と行動結果の関係を分析し,貨物車の降雪区間を空間的または時間的に避ける行動に与える影響を把握した.外出抑制に関連して,過去の豪雪における通勤行動を把握するとともに豪雪時における個人の通勤に対する意識を調査し,実現可能かつ有効な豪雪時の外出抑制対策を検討した. ②スタック・事故車両発生確率モデルの構築に関しては,まずスタックの発生リスクよそ即モデルを構築した.スタックの発生リスクを特定区間内の平均車速の低下と定義して,路面状況を基本として,視程,交通量等の要因にも考慮して,区間平均車速の時系列変化を予測できるモデルを構築した.ここで路面状況及び視程のレベルは気象データ等から推定できる手法を検討し,CCTV カメラ等で直接監視していない地点でも適用できるモデルとした.また構築したモデルをスタックが発生した実事例に適用し,スタック発生リスクの変化を導出することができているか検証した.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究成果の学会発表も10本を越ており,順調に研究が進んでいる.
|
Strategy for Future Research Activity |
今後は,交通事故リスク分析の精緻化,大雪時の機械除雪と通行止めの最適化に関する研究を進める.
|