Project/Area Number |
23K04178
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 23030:Architectural planning and city planning-related
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
松本 真澄 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 助教 (60229573)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
|
Keywords | 団地 / ニュータウン / 分譲マンション / 管理組合 |
Outline of Research at the Start |
高経年の分譲マンションは、所有者の高齢化と建物の老朽化が同時に進み、管理不全に陥ることが懸念されている。本研究では、タウンハウスやメゾネット、中層棟、高層棟などの異なった建物タイプの住棟が混在する高経年の団地型マンションを対象とする。一つの管理組合の中に多様なタイプの住棟と住戸が存在することから、合意形成が難しく、管理や大規模工事も一律には行えず、管理運営に多くの課題を抱えていると考えられる。そこで、団地型分譲マンションの持続可能な管理方法と将来像について見取り図を提供することを目的として、団地ごとの管理状況を調査し、住棟タイプ別の住み替え状況を把握し、得られた知見を整理し分析する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
高経年の分譲マンションは、所有者の高齢化と建物の老朽化が同時に進み、管理不全に陥ることが懸念されており、マンション管理は社会的にも関心が高まっている。分譲マンションには、単棟型と団地型があり、本研究で対象とするのは、団地型の中でも、特に、1980年頃以降に郊外ニュータウンで多く建設された、タウンハウスやメゾネット、中層棟、高層棟などの異なった建物タイプの住棟が混在する団地型マンションである。住環境が優良で建築的な評価も高いが、すでに築30年を超えており、一つの管理組合の中に多様なタイプの住棟と住戸が存在することから、合意形成が難しく、管理や大規模工事も一律には行えず、管理運営に多くの課題を抱えていると考えられる。そこで、団地ごとの管理状況を調査し、住棟タイプ別の住み替え状況を把握し、得られた知見を整理し分析することで、団地型分譲マンションの持続可能な管理方法と将来像について見取り図を提供することを目的とする。本年度の実績は以下の通りである。 (1)多摩ニュータウンを含む、多摩市、八王子市、町田市を中心に、団地型分譲マンションのリストを住棟タイプ別に整理した。特に、ニュータウンエリアを中心に1980年代以降の団地において、住棟タイプが混在した団地が多く、タウンハウスとニューモデル中層住宅(URでの呼称)と中層棟、高層棟が混在しているが、その割合は団地により異なっている実態を明らかにした。 (2)4団地について、管理状況についてのインタビュー調査の結果を分析し、住棟タイプが異なる場合の課題について整理した。特に、修繕積立金の取り扱い及び、大規模修繕の方法について、住棟タイプにより課題があることを明らかにした。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
住棟混在タイプの団地のリスト作成及びデータの整理に想定以上に時間がかかり、そのため、住み替えに関する調査を1件実施する予定であったが、2023年度に実施に至らなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
住み替え調査については、2024年度に速やかに実施を行い、当初の予定が大幅に遅れないように実施していく。
|