Project/Area Number |
23K04225
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 23040:Architectural history and design-related
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Research Institution | Akashi National College of Technology |
Principal Investigator |
水島 あかね 明石工業高等専門学校, 建築学科, 教授 (90454769)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 神戸 / 近代 / リゾート / 英国人 / 塩屋 / 敏馬 / 外国人 / 土地取得 / 土地利用 |
Outline of Research at the Start |
1868年に開港した神戸には多くの外国人が居住し、近代スポーツや余暇などの文化を持ち込んだ。また一般に近代以降の日本の都市変容において資本家の土地取得と運用が与えた影響は大きいとされるが、外国人資本家においてもそれは同様と考える。そこで本研究では、近代神戸に在留した外国人(主に英国人)に着目し、リゾート地開発を目的とした彼らの土地取得と運用を実証的に明らかにし、神戸の都市変容に与えた影響について考察することを目的とする。特にリゾート地開発された六甲山と塩屋を対象地域とし、主に国内外の史料の収集と解読により研究を進める。
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Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、神戸レガッタ&アスレチッククラブや塩屋カントリークラブに関係する人物やクラブに着目し、彼らの所有地の分布や取得経緯などに関する調査を中心に進めた。明治期以降、神戸には外国人のための近代スポーツを楽しむためのクラブが創設された。これら2つのクラブは、いずれも創設当初は外国人を対象とした社交クラブである。神戸においては当時の外国人に関する資料は数少ない。それを補完するためJapan Chronicleなどの英字新聞等を購入し、資料として用いる予定だったが、昨今のユーロ高と円安の影響を受けて予定購入額よりも価格が高騰してしまった。そのため今年度は購入を見送り、今年度はオンラインや国内で収集可能な資料を対象に、明治期以降の神戸に在住した外国人と彼らの余暇活動に関する調査を進めた。 調査対象地の一つである神戸市垂水区の塩屋においては、沿岸部を中心に法務局保管の土地台帳より外国人名で登記されている土地を整理した。またリネルやハンターなど大規模に土地を所有していた人物については、公図や白地図などを用いて具体的な所有地の範囲がわかる地図を作成した。もう一つの調査対象地である神戸市灘区の敏馬浜については、神戸レガッタ&アスレチッククラブ(Kobe Regatta & Athletic Club)に注目し、土地台帳や公図などを用いて彼らの土地の取得時期や範囲などを整理した。また神戸レガッタ&アスレチッククラブに関する資料の収集を進め、収集した資料の読み込みと整理を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
海外資料が購入できなかったことなどから遅れが生じている。ただし国内やオンラインでの資料収集、手元にある資料の整理と読み込みを行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度購入できなかった海外資料を購入し、当初計画していた資料調査を開始する。また国内を中心に関連資料の収集及び読み込みを引き続き進めていく。
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