Project/Area Number |
23K04282
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 25010:Social systems engineering-related
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Research Institution | National Institute of Maritime, Port and Aviation Technology |
Principal Investigator |
小坂 浩之 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, 海上技術安全研究所, 上席研究員 (90349225)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 貿易統計 / 国際輸送 / データベース / 国際貿易 / 輸送統計 |
Outline of Research at the Start |
グローバル経済の進展後、国際貿易に大変革を与えるカタストロフィー的な特異事象が生じ、ロジスティクスの断絶や遅延の評価、食糧・エネルギー貿易問題の早急な対策等が必要となっている。国際貿易における特異事象の解析には、貿易統計と輸送機関統計の利用が必須である。しかし、特異事象のデータは、欠損値、異常値、不整合等が生じる可能性が高く、データの精度に問題を持つ。本研究は、貿易統計に存在する問題の修正技術に加え、貿易統計と輸送機関統計の統合技術を開発する。開発した技術に基づく国際貿易のデータベースを作成し、特異事象が国際貿易のサプライチェーンに与える影響の評価を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
国際貿易の特異事象によって生じるロジスティクスの断絶・遅延、サプライチェーンのリスク増大等を解析する際、精度の高いデータが必要となる。国際貿易の解析には、貿易統計と輸送機関統計の利用が必須であるが、特異事象のデータには、欠損値、異常値、不整合等が生じる可能性が高く、データの精度に問題を持つ。本研究は、貿易統計に存在する問題の修正技術に加え、貿易統計と輸送機関統計の統合技術を開発することを目的にする。また、開発した技術に基づく国際貿易のデータベースを作成し、特異事象が国際貿易のサプライチェーンに与えた事後評価と、その結果に基づく事前評価システムの開発を行う。 令和5年度は、本研究の基礎データとなる国連貿易統計の最新の動向を調査した。近年の国連貿易統計は、即時性の向上の観点から、リアルタイムで得られる船舶のAutomatic Identification System(AIS)データとの関連性の分析が進められている。本研究は、国連貿易統計の貨物流動データとAISデータによる船舶の移動データの比較を行った。その結果、集計的な値では、両データの一致性が確認できることを把握した。船舶の月別や週別等のより詳細な移動データでは、貿易統計との乖離が生じる。この点をさらに詳細に検討するため、国際貿易の詳細データであるManifestデータの整備を進めた。入手したManifestデータでは、個別船舶の特定や積載貨物量の把握が可能であるが、品目分類や貨物単位に特異性があるため、それらの標準化等によって貿易統計の精度に関する解析を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
基礎データの整備と解析を行い、研究を着実に進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、貿易統計と輸送機関統計の統合に向けた解析技術開発を行う予定である。
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