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Lensless quantitative complex-amplitude imaging using a designed point spread function

Research Project

Project/Area Number 23K04615
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 30020:Optical engineering and photon science-related
Research InstitutionWakayama University

Principal Investigator

野村 孝徳  和歌山大学, システム工学部, 教授 (80222206)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 最田 裕介  和歌山大学, システム工学部, 講師 (30708756)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Keywordsレンズレスフォトグラフィ / 符号化開口 / マルチアパーチャー / 超解像 / 定量位相イメージング / 計算イメージング / 点像分布関数
Outline of Research at the Start

本研究は,レンズが不要なカメラ(レンズ不要カメラ)の実現を目指したもので,光学系の特性を決定する点像分布関数をレンズ不要カメラの使用目的に応じて設計し,生体細胞に代表される試料の複素振幅分布(振幅分布と位相分布)の定量情報を得る.
レンズの代わりに符号化開口を用いるが,符号化開口を通過して生成される物体像からコンピュータを用いて物体像を復元するためには,物体像の情報量(符号化開口の画素数.物体像の画素数など)が多いことが望ましい.しかし,情報量の多さは処理時間およびコンピュータのメモリ使用量が膨大となり,現実的ではない.本研究は符号化開口の設計の工夫などによりこれらの大幅な削減を実現する.

Outline of Annual Research Achievements

レンズレスフォトグラフィでは,物体からの光波を符号化開口により変調し,撮像素子を用いて物体の強度分布を取得する.取得した強度分布に対して再構成処理をおこなうことにより物体像の再構成をおこなう.しかし,撮像素子面において取得できる強度分布は,符号化開口を用いることにより物体の強度情報の欠落やばらつきが生じる.レンズレスフォトグラフィによって得られる再構成像は,物体の強度分布に生じた物体の強度情報の欠落やばらつきの影響を受け,再構成像品質が低下してしまうという問題がある.
そこで,符号化開口のみが異なる同一の光学系で得られた複数の強度分布を用いて物体像を再構成し,再生像画質の向上を目指した.符号化開口が異なることは点像分布関数が異なることと等価であり,本研究の成果は点像分布関数のダウンサンプリング(研究計画調書記載)への指針となり得る.画質改善手法として,平均を用いた手法およびマルチフレーム超解像アルゴリズムを導入した手法を提案した.前者は後者に比べて計算コストが低いという長所がある反面,再構成像品質の点では後者よりも劣るという短所がある.しかしながら,両手法とも再生像品質が向上することを実験的に示すことができた.複数の符号化開口の相関と再生像品質の関係を明らかにするこも試みたが,明確な指針は示すことができなったが,何らかの関係があることまでは判明している.
また,異なる符号化開口を用い,複数の強度分布を取得することは露光回数(撮影回数)の増加に直結するため,実用を考えると望ましいことではない.そこで複数の異なる符号化開口から構成されるマルチアパーチャー光学系を構築し,同時に複数の強度分布を取得することにも成功している.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究計画の段階では,点像分布関数のダウンサンプリングによるレンズレスフォトグラフィの較正行列の要素数の削減のためのダウンサンプリングの方法を決定する予定であった.しかし,研究を進めていく過程で,一度の露光(一枚の強度分布)のみからの再構成では高品質の再生像が望めないことに直面し,年度の途中から複数の強度分布(複数の符号化開口により得られる強度分布)から品質の高い再生像を得ることに計画を変更した.
単純な平均を求める方法や当初は予定していなかったマルチフレーム超解像アルゴリズムの導入など,新たな視点でレンズレスフォトグラフィの研究を推進することができた.また点像分布関数を生じさせる符号化開口間の相関値,符号化開口の枚数(強度分布の枚数),再構成画像の品質の関係を明らかにするための実験を多数試行しているところである.
以上のことから,おおむね順調に進展していると判断した.

Strategy for Future Research Activity

引き続き,符号化開口間の相関値,符号化開口の枚数(強度分布の枚数),再構成画像の品質の関係を明らかにすると同時に,点像分布関数のダウンサンプリング法の研究を進める.また,効率よく複数の符号化開口による強度分布の取得をおこなうための方法についても研究を進める.これには偏光符号化開口や波長符号化開口の導入を考えている.
国際会議等における発表を通じて,同分野や異分野の研究者との交流を深め,レンズレスフォトグラフィの新たな手法の着想や応用分野の開拓にも挑む.
定量複素振幅イメージングへの応用を考えているが,そのためには他の定量複素振幅イメージングについての知見を深める必要が必修であり,そのことについても精力的に取り組む.

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (3 results)

All 2024 2023

All Presentation (3 results) (of which Int'l Joint Research: 2 results,  Invited: 2 results)

  • [Presentation] マルチアパーチャーレンズレスフォトグラフィ2024

    • Author(s)
      加藤義也, 野村孝徳, 最田裕介
    • Organizer
      第22回関西学生研究論文講演会
    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] Reduction of memory usage in lensless photography with an amplitude coded aperture using local shift invariance of a diffraction pattern Photonics Asia 2023,2023

    • Author(s)
      Takanori Nomura
    • Organizer
      Photonics Asia 2023
    • Related Report
      2023 Research-status Report
    • Int'l Joint Research / Invited
  • [Presentation] Reduction of Computer Memory Usage in Lensless Photography With a Random Amplitude Coded Aperture2023

    • Author(s)
      Takanori Nomura
    • Organizer
      Optica Imaging Congress, 3D Image Acquisition and Display: Technology, Perception and Applications (3D)
    • Related Report
      2023 Research-status Report
    • Int'l Joint Research / Invited

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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