Project/Area Number |
23K05090
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 38050:Food sciences-related
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
中村 浩蔵 信州大学, 学術研究院農学系, 准教授 (20345763)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
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Keywords | アセチルコリン / LC-MS/MS定量 / 定量 / 機能性食品 / 生物学的意義 |
Outline of Research at the Start |
アセチルコリンは、天然に広く存在し、我々が日常摂取している食品成分であるが、食資源中の含量はほとんど不明であり、また、アセチルコリンの生物学的意義は不明である。そこで本研究では、食資源(農林水畜産物および発酵食品)中のアセチルコリンをLC-MS/MS標準添加法で定量してアセチルコリン高含有食資源および摂取目安量を明らかにするとともに、コリン作動物質や抗コリン物質によるナス果実成長への影響を明らかにして植物における非神経性アセチルコリンの生物学的意義を考察する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、食資源(農林水畜産物および発酵食品)中のアセチルコリンを、申請者らが開発したLC-MS/MS標準添加法で定量してアセチルコリン高含有食資源およびアセチルコリン摂取目安量を明らかにするとともに、ナスをモデルとして非神経性アセチルコリンの生物学的意義を考察する。 令和5(2023)年度は、キノコ類11品目、野菜類64品目、果物類23品目、合計98品目の定量を完了した。野菜類のうちタケノコにはナスと同レベルの生鮮重量100gあたり8.7mgのアセチルコリンが含まれていた。他のアセチルコリン含量は低く、生鮮重量100gあたりの平均アセチルコリン含量は、それぞれ、キノコ類37μg、野菜類2.4μg(タケノコ除く)、果物類2.6μgであった。キノコ類にはタケノコを除く野菜類と果物類の10倍以上のアセチルコリンが含まれていたが、生鮮重量100gあたり平均アセチルコリン含量3.8mgの国産ナスの1/100程度であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和5(2023)年度のアセチルコリン含量調査予定の90品目をクリアした。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、予定通り、コリン作動剤と抗コリン作動剤のナス果実成長に及ぼす影響調査の予備試験と180品目のアセチルコリン定量を行う予定である。
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