Project/Area Number |
23K05360
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 40030:Aquatic bioproduction science-related
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Research Institution | Fisheries Research and Education Agency |
Principal Investigator |
名波 敦 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産技術研究所(長崎), 主任研究員 (90372060)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 産卵集群 / ブダイ科 / フエダイ科 / ニザダイ科 / 産卵行動 / ディスプレイ / サンゴ礁魚類 / 保全 / 海洋保護区 |
Outline of Research at the Start |
サンゴ礁魚類の「どの種が」、「いつ」、「どこで」産卵集群をつくるのかを解明し、産卵場を保護するために「どこに」、「どの程度の広さ」の海洋保護区を設定するべきか、詳細なプランニングを行なう。発見した産卵集群をデータベースへ登録し、産卵集群の保護に資する生態情報を発信する。具体的には、我が国最大のサンゴ礁が広がる八重山諸島で、サンゴ礁域の水産資源であるブダイ類、フエダイ類、ニザダイ類を対象に、主要な魚種の産卵集群について形成場所、形成時期、月周リズム、形成規模を明らかにする。この知見を元に産卵集群保護のための保護区を詳細に設計し、社会実装(海域公園地区への制定)にむけて情報発信を行なう。
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Outline of Annual Research Achievements |
八重山諸島近海で、魚類の産卵集群形成と産卵行動を調べた。ブダイ科魚類については、ナンヨウブダイ、スジブダイ、ブチブダイで集群形成の時刻を明らかにし、産卵行動を確認した。ナガブダイ、イチモンジブダイ、ヒブダイは、通常の海域より高密度な群れを発見し、オスのメスに対する特異な遊泳行動(繁殖のためのディスプレイと考えられる)を確認できた。フエダイ科魚類の産卵集群の形成パターンを、インターバルカメラ撮影により試み、群れの形成日が月周リズムと同調することを明らかにした。ニザダイ科魚類のテングハギについて、産卵集群と考えられる高密度な群れを確認した。アミメフエダイとニセクロホシフエダイの産卵集群の知見を原著論文として公表した。ブダイ類の産卵集群に関して、一般市民向けのシンポジウム(西表石垣国立公園シンポジウム)で紹介し、産卵集群の保護に関する生息場所保全の重要性について情報発信した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究対象であるブダイ科、フエダイ科、ニザダイ科魚類について、産卵集群の知見を収集できつつある。この中には、これまで産卵集群の形成が未発見であった種が含まれている。初年度で得られた知見(群れの形成場所、形成時期、形成時刻)により、2024年度に向けて効率的な計画が立案可能と考えられた。また、原著論文やシンポジウムでの発表など、アウトカムも得られた。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度で得られた知見をもとに、研究対象であるブダイ科、フエダイ科、ニザダイ科魚類について、産卵集群の知見を拡充する。具体的には、これまで産卵集群の形成が未発見であった種を重点的に調べ、新規の知見として蓄積する。
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