Project/Area Number |
23K05404
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 41010:Agricultural and food economics-related
|
Research Institution | Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine |
Principal Investigator |
岡部 康成 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (10413569)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 秀典 宮崎大学, 農学部, 教授 (50529253)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2026: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
|
Keywords | ゲノム編集食品 / リスク認知 / 社会的受容 / リスクコミュニケーション |
Outline of Research at the Start |
近年注目されている食関連技術の一つに,ゲノム編集食品がある.しかし,日本の一般市民の多くは食関連技術の実装に否定的であることに加え,ゲノム編集食品の受容には日本で実用化されなかった遺伝子組み換え作物の影響も指摘されている.そのためゲノム編集の社会的実装のためには,リスクコミュニケ―ションが非常に重要となってくる. そこで本研究では,ゲノム編集食品に関する円滑なリスクコミュニケーションに貢献することを目的とし,一般市民と食品技術の専門家の受容の意思決定モデルの比較をし,両者の違いを埋める有効な情報提供のあり方について研究を進める.
|
Outline of Annual Research Achievements |
近年の注目されている食関連技術の一つに,ゲノム編集食品がある.しかしながら,以前より日本の一般市民の多くは食関連技術の実装に否定的で,遺伝子組み換え作物の栽培は実質的に行われていないのが現状である.そのためゲノム編集の社会的実装のためにはリスクコミュニケ―ションが非常に重要となってくる. そこで本研究では,ゲノム編集食品のリスクやベネフィットの認知について,遺伝子組み換え食品の受容度が高い米国と日本の一般市民および専門家に対してリスク心理学的視点からアンケート調査を実施し,リスクやベネフィットの認知構造の相違点を検討する.さらにリスクやベネフィットの認知に基づくゲノム編集食品の受容に関する意思決定モデルを構築し,モデル比較からゲノム編集食品に関する効果的なリスクコミュニケーションのあり方について検討することを目的としている。 研究機関の1年目である本年度は、本調査で実施するための調査項目を作成するために、文献調査およびゲノム編集に詳しい農学系研究者にインタビューを進めた。また現状把握を目的として、ゲノム編集を含めた食品関連する科学技術の受容度について、農学系学部に所属する大学生を対象とした予備調査を実施した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本調査に用いる調査項目を作成するにあたり、農学系学部の大学生以外にも予備調査を実施する予定であったが、その調査ができなかったため、一般市民のゲノム編集に対する認知度などを把握することができなかった。そのため、本調査のための調査項目の作成に至っていない。
|
Strategy for Future Research Activity |
本年度、文献調査および専門家のインタビューなどを進め項目の追加を行い、農学系および非農学系の大学生に再度、予備調査をし、本調査の項目を確定する。
|