Project/Area Number |
23K05563
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 42020:Veterinary medical science-related
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Research Institution | Azabu University |
Principal Investigator |
田原口 智士 麻布大学, 獣医学部, 教授 (30312416)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤野 寛 麻布大学, 獣医学部, 講師 (40712617)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | アデノウイルス / フクロウ / 病原性 / 増殖 / フクロウアデノウイルス / 感染機構 / ウイルス性状 |
Outline of Research at the Start |
本研究では申請者らが新規に分離したウイルスであるOlAdVのウイルス学的特性とニワトリに対する病原性を明らかにする事 を目的にしている。本研究では、猛禽類飼育施設において突然死した幼フクロウから分離したOlAdVの解析を行う。OlAdVはニワトリ由来培養細胞に対して感染を成立させ、細胞傷害性を示すことを確認している。これらより、OlAdVはニワトリに感染性・病原性を示す可能性が示唆される。OlAdVのウイルス学的特性の確認、そしてニワトリに対する病原性の評価により、新規ウイルスに対する知見を得るだけでなく、野鳥に由来する新たな家禽感染症の養鶏産業への経済損失リスクを評価することが出来る。
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Outline of Annual Research Achievements |
ニワトリ由来株化細胞であるLMH細胞を用いて培養条件の最適化することで高力価ウイルスを得られるか検討した。 ウイルス接種後の細胞を、40℃で培養することで、37℃培養よりも若干(10^0.5)高い力価のウイルスを得ることが出来た。 OlAdVを精製し、陰性染色したウイルスを透過型電子顕微鏡で観察することでが出来た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ほぼ申請書通りに進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
ニワトリにおける病原性を確認する ニワトリ雛あるいは成ニワトリにOlAdVを経鼻あるいは静脈接種し、臨床兆候や排出ウイ ルス量を確認する。臨床兆候の確認できた時点や一定の週齢ごとにサンプリングを行い、各 臓器におけるウイルス力価や病理組織学的検査を行い、その病原性を明らかにすると共に、 臓器特異性を明らかにする。
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