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神経系エクソソームが介する神経免疫制御機構の解析

Research Project

Project/Area Number 23K05961
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 46010:Neuroscience-general-related
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

河原 裕憲  金沢大学, 医学系, 助教 (00424177)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Keywordsエクソソーム / 神経疾患 / 細胞外分泌小胞 / 神経免疫
Outline of Research at the Start

神経細胞が放出する細胞外分泌小胞に着目し神経免疫における生体機能の制御機序を解明する。これまでにカルシウム刺激依存的に神経細胞由来分泌小胞に内包化する、脳神経特異的な分子Xを同定した。この分子は脳内炎症に作用したことから多発性硬化症に着目して、その関係性を明らかにする。また、分子Xの細胞外分泌小胞による伝播をマウスモデルで解析する。また、新規神経細胞由来細胞外分泌小胞マーカーを同定し、このマーカーを利用して血液中から分子Xの発現を脳内炎症と絡めた解析を試みる。

Outline of Annual Research Achievements

エクソソームは、ほぼ全ての種類の細胞が放出する小型(直径50~150 nm 程度)の膜小胞で、膜内にタンパク質、核酸などを内包しておりシグナル伝達分子として標的細胞へと伝播する。神経系においてはエクソソームを介して神経変性疾患原因分子が伝播・凝集化することで発病に関連しうることが想定されているが、詳細な分子機序については不明な点が多い。また、神経系エクソソームは血液脳関門を越えると考えられており、中枢の情報がエクソソームを介して末梢へと遠隔性伝播される可能性も示唆されている。我々のグループはこれまでに、刺激依存的に神経細胞由来エクソソーム内包化する神経特異的な膜蛋白質を同定し神経変性疾患との関連を解析してきた。その結果、この蛋白質分子が脳内炎症に関与しうることが分かってきた。そこで、脳炎患者由来検体からエクソソームを単離して解析したところ、炎症症状が強い方においてこの分子の発現が観察された。一方、エクソソームの遠隔性伝播を解析する新規技術開発の為に蛍光タンパク質を用いた数十種類のベクターを作成し、培養細胞レベルで数百種類の条件を検討中である。今後は、最適な発現条件のベクターと子宮内電気穿孔法などを用いて、まずは、マウスの脳内でのエクソソーム伝播を解析する。以上、本研究は神経細胞由来エクソソームを介した神経炎症への分子作用機序とその伝播機構を明らかにすることであり、臨床分野への波及も大きいと考えられる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

標的分子のKOマウスの作製済みであり、脳炎への効果についても解析も進んでいる。EVs伝播解析は、条件検討段階であるがベクター作製は順調に進んでいる。

Strategy for Future Research Activity

標的分子に関してKOでの解析を、WB、IHCなどで精査する。伝播解析は、ベクターの条件検討を完了してマウスでの解析を着手する。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Book (1 results)

  • [Book] 実験医学増刊 いま新薬で加速する神経変性疾患研究2023

    • Author(s)
      河原裕憲, 宿谷直輝, 華山力成
    • Total Pages
      226
    • Publisher
      羊土社
    • ISBN
      9784758104128
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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