Project/Area Number |
23K06186
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 47050:Environmental and natural pharmaceutical resources-related
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Research Institution | Tokyo University of Pharmacy and Life Science |
Principal Investigator |
三宅 克典 東京薬科大学, 薬学部, 准教授 (20597687)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢作 忠弘 日本大学, 薬学部, 助教 (40632766)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | カンゾウ / ウラルカンゾウ / ストロン |
Outline of Research at the Start |
漢方製剤への配剤頻度が最も高く年間使用量も上位にある生薬「甘草」は、その供給のほとんどを中国に依存しており、野生品の採集制限や人件費の高騰による価格上昇など、近年安定供給を脅かす要因が散見されるため、継続的な供給源の確保が必要である。ウラルカンゾウの国内栽培において筒栽培は有力な手段であり、ストロンは種苗生産や薬用部位の増産にとって重要である。しかしながらストロンの発生・伸長等の詳細は不明であり、安定した生産にとってストロンの確保がボトルネックになる恐れがある。本研究では、ストロンの伸長に関する要因の解明を目指して、塩化ビニル筒と竹筒での比較検討により研究を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
当研究でのウラルカンゾウの栽培期間は2年であり、本年度はその1年目にあたる。 筒栽培の植え付けのため、3系統のウラルカンゾウのストロン挿しによる苗の育成を行い、竹から製した筒と塩化ビニル製筒に植え付けた。試験区ごとに土壌センサーを組み込み、水ポテンシャル等をモニタリングしている。 9月に地上部を計測した結果、竹筒に対して塩ビ筒のほうか若干生長が良かった。 また、研究開始前年度から栽培をしていたウラルカンゾウについては、収穫を行い、地下部の計測、グリチルリチン(GL)含量の定量を行った。結果、地下部生重・GL含量は3系統のいずれにおいても竹筒>塩ビ筒であった。特にストロンについては、塩ビ筒でほとんど得られなかったのに対し、竹筒では地下部全体の重さの4割程度を占める系統もあった。本研究の動機である「竹筒を用いると塩ビ筒よりもストロンが伸長する」を裏付ける結果であり、ここで得られた豊富なストロンを用いて次年度RNA-seq用の筒栽培を実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初年度のストロン挿しでの発根率があまり良くなかったため、栽培1年目のRNA-seqを実施できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
1年栽培のRNA-seq以外は順調に進んでいるため、それらは継続して実施する。実施できなかった1年栽培のRNA-seqの代替として、研究期間2年目、3年目に実施する。
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