Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、「下垂体前葉内での細胞間相互作用が副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌調節に働き、ストレス応答機構の新たな基軸となる」という仮説を検証するため、以下の課題を行う。①ストレス応答分子(グルココルチコイド活性化酵素:11βHSD1, ACTH受容体:MC4R)の組織学的解析、②11βHSD1の機能解析、③MC4Rの機能解析、④ストレス時の発現動態、について実行する。本年度は、① ストレス応答分子(11βHSD1, MC4R)の組織学的解析を行った。まず、成獣雄ラットの下垂体前葉におけるグルココルチコイド活性化酵素である11βHSD1と不活性化酵素である11βHSD2の発現レベルを定量的PCR法を用いて解析した。その結果、11βHSD2に比べ11βHSD1の発現量が著しく高いことが分かった。そこで、ラット下垂体前葉における11β HSD1を発現している細胞の組織分布、細胞の種類を同定するために、mRNAに対する一本鎖RNAプローブを作製し、作製したプローブを用いてin situ hybridization法を行った。その結果、11β HSD1発現細胞を同定することに成功した。さらに、各種細胞マーカー分子に対する抗体を用いた免疫組織化学とin situ hybridizationを組み合わせることで、下垂体前葉における11β HSD1発現細胞の細胞種を特定できた。また、ACTH産生細胞との形態学的関係について共焦点レーザー顕微鏡を用いて解析した。一方、MC4Rについては、プローブ作製までは完了したがin situ hybridization法による発現細胞の検出までは至らなかったため、2024年度に引き続き行う。
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